3/30 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

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マーシー山本のお仕事の報告やクラシック音楽の豆知識をお届けします。

今回の放送は「作曲者は誰だ!」特集でしたので、来年度4月以降も参考になる簡単な音楽史のお話しをします。


学校で習うクラシック音楽は、バロック音楽からです。

バロック音楽は1600年から1750年頃までになります。

1750年はバッハは亡くなった年です。

曲の特徴は旋律が無機質で解りにくく複雑な対位法という技法で作られています。

 

代表なのがフーガになります。

装飾的な音楽表現が特徴です。

代表的な作曲家には、バッハやヘンデル、ヴィヴァルディなどがいます。


古典派音楽は、1730年から1820年頃までの時代(バロックと若干被っています)で、バロック音楽の複雑より旋律と伴奏が明確で、バランスの取れた音楽構造になっています。

 

代表的な形式はソナタ形式です。

代表的な作曲家にはモーツァルトやハイドン、ベートーヴェンなどがいます。


ロマン派音楽は、19世紀初頭から20世紀初頭にかけての時代で、感情表現や個性の追求が重視されました。

楽曲が抒情的で、情緒豊かな旋律や劇的な表現が特徴で、代表的な作曲家にはシューベルト、ワーグナー、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス などがいます。


ロマン派の中にドイツ、イタリア、フランス以外の国々で自国の民謡を取り入れたロマン派を国民楽派と呼ばれています。

チェコのスメタナ、ドヴォルザーク。フィンランドのシベリウス 。ノルウェーのグリーグ 。ロシアには5人組と呼ばれるリムスキーコルサコフ 、ムソルグスキー 、ボロディン、バラキレフ、キュイそして、チャイコフスキー がいます。


「作曲者は誰だ」によく登場する上記以外の作曲家は
バロック時代ではヴィヴァルディ、テレマン、コレルリ。

古典派はグルック、ベートーヴェン
ロマン派はシュトラウス一家、リスト、ショパン。
フランス音楽はサン=サーンス、グノー、フランク、ドビュッシー  、ラヴェル 
20世紀ロシア(ソ連)ではラフマニノフ、ショスタコーヴィッチ 、プロコフィエフ 、ハチャトゥリアンです。

 

4月以降も「作曲者は誰だ」皆さんも参加してみてください。

名人の称号を獲得するとレアなプライベートコンサートにご招待いたします。

今回の動画。
https://youtu.be/BkXXQ9BBg10