11/11 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

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今回はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲についてお話ししたいと思います。


この曲は年下青年との恋から生まれた疑惑があります。
この曲が作曲された背景には、コーテクという青年との恋心があったと言われています。

なんとチャイコフスキー より15歳年下!


この頃(チャイコフスキー 36歳)の1年位の間にチャイコフスキー は色々な事がありました。

それは、コーテクとの別れ、カモフラージュの結婚と離婚。

そして、またコーテクと再会、などなど。


コーテクはモスクワ音楽院でヴァイオリンを勉強している学生。

チャイコフスキー は相当彼に思いを寄せていたようです。

そんな気持ちは弟に書いた手紙に現れています。

要約すると下記の内容になります。

昨日、私は自分を全てさらけ出しました。

愛の告白をし、彼に怒られないでほしいと願いました。

彼は千の愛撫で答え、幸せな瞬間でした。


この恋が実ったチャイコフスキー は幸せいっぱいでしたが長続きはしませんでした。

チャイコフスキー は半年くらいで冷めてしまいます。

理由はコーテクの浮気と指の形が気に入らない(これは気持ちが冷めると今まで気にならなかったのが気になりだす)、そしてちょうどそのころ、かつての教え子のアントニーナ・ミリューコヴァ(女性)から、ラブレターをもらいます。

 

チャイコフスキー は、自分の気持ちを偽って結婚します。

なんと、コーテクはチャイコフスキー の証人を務めました。

しかし、この結婚はうまくいかず半年程で破局をむかえます。

 

さあ、この経験がヴァイオリン協奏曲誕生にどのように関わるか?

来週に続く。

 

今回の動画

https://youtu.be/yMxe_ZF3tLc