【備忘録】2024年ユーザー車検 | 浮浪人間への道 = Road to Groningen!

今日、会社を遅刻して臨んだ車検。

 

今まで10年近く毎年車検を自身で通してきたが今回ほど危うい回はなかった。

ついに「不合格か」と覚悟する場面もあった。

 

以下メモを残す。

 

【継続審査・埼玉運輸支局(大宮)】

 

4月19日、第1ラウンド。

受付:8:45〜

検査:9:00〜

 

この数年、書類受付対応では日進月歩が著しい。

これまでは受付窓口にて書類提出をし、書類チェックを終えてから検査レーンに出ていた。

大勢の受検者が窓口に集まる。

長椅子が並べてあり、番号で呼ばれるまで座って待つのが当たり前だった。

 

ところが、今日はそんな光景はなかった。

窓口には職員はいるものの、書類の点検などしていない。

何か問題がある、または進め方がわからない、途方に暮れている人への対応窓口だと思う。

 

自分は途方に暮れている一人であり、戸惑って右往左往してしまった。

手続きは以下のように進めれば良さそうだ。

 

車検を受けるために必要な書類は従来通り変わらない。

 

 

1、(現行)自動車検査証(車検証)(去年からサイズが縮小。ハガキより少し長いサイズのものになっている)

2、(現行)自賠責保険証明書

3、自動車検査票1

4、継続審査申請書

5、自動車重量税

(6、点検整備記録簿(自分は「後で」だから省略))

 

到着したら、以前ならば書類を揃えて「継続審査」窓口に提出するものだった。

今回、窓口にゆく必要が無くなっていた。

長椅子や記入台のある場所の一角に「PC」と「プリンタ」がある。

そこへ行く。

 

モニターの操作はしなかった。

赤外線スキャナーに1、車検証のQRコードを読み取らせれば良い。

プリントアウトされた1枚。

上記3の自動車検査票1(全て個人情報が記入されているもの)だった。

 

自宅では先駆けて【自動車検査登録総合ポータルサイト】OCR申請書入力を済ませていた。

それが上記4の継続審査申請書。

プリントアウトしてきていた。

3、4の同書類はこれまで通り事務棟に用紙が備え付けてあるためその場で記入することも当然可能。

 

よって、今回その場で記入したのは5の自動車重量税だけだった。

これも今後、手書きせずともプリントアウトされるようになるだろう。

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1から5までの書類を用意してC棟に移動。

諸手数料支払いのために。

 

・検査登録印紙 500円

・審査証紙   1,700円

・重量税印紙  8,800円

 

小計:11,000円

 

会計の隣には自賠責保険ブースがある。

ここでいつも自賠責を更新している。

今年度(12ヶ月分)は昨年度と同額 12,800円だった。

 

この日の出費。

合計:23,800円。

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支払いを終えたら、車に戻って検査レーンに向かっていい。

とはいえ、不安だったから事務棟に戻り、3番窓口の職員に尋ねた。

案の定、書類は揃っているから受付に戻る必要はないとのことだった。

これはチェックを受けたのではない、確認してもらっただけ。

 

これまでの過去、受付の待ち行列を知っていただけに、今回は呆気なくて拍子抜けした。

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早々と9時には検査レーンの車列に並んだ。

自分の車の場合、3、4、5レーンを利用できる。

検査中に検査員に「付き添い」してほしいから3番レーンにしている。

3番は4、5と少し勝手が違うのだが…

 

屋内に入る前に、青空の下での外観検査。

去年と同様、新しい変化がない。

タイヤナットの打音検査は数年前からすっかり消え失せた。

外観検査を無事に終えた。

 

3番は進みが悪いようだ。

4、5レーンが空いているからどうかと外観検査員に勧められるも断った。

 

いざ屋内に入る。

ユーザーゆえに「付き添い」を願い出る場合は、屋内に入ると同時にハザードをつけるのが慣例。

付き添い検査員がきてくれるまで。

 

前車の人は付き添いが居た、だが入る際にハザードをつけてなかった。

だから、自分もハザードをつけずに待機した。

そのため、当然誰も付き添いは来ない。

 

屋内では前の車の検査が終わると順番に流れるため、信号がある。

信号が青になった。

前進する際にハザードをつけながら前進した。

 

ところが、というか当然かもしれないが、付き添い検査員は誰も来てくれなかった。

ユーザーなのに今回は誰にも助けを求めることができない状況で検査を受けることとなった。

 

困惑と悲劇はここから始まった。

 

最初の検査は、

・ヘッドライト検査

・時速40キロ検査

 

を連続して検査するものだった。

 

3レーンは他のレーンと違って「カラーモニター」に全て指示や結果が反映される。

「文字」だけでなく「絵」も出る。

ここで最大の危機となった。

 

ヘッドライト検査はロービームだけ、だった。

これについては、令和6年8月からだと伺っていた。

まだ過渡期の特例措置(「ロービームがダメでもハイビームでOKならば合格」)が続いていると思っていた。

これは想定外だった。

 

去年の備忘録を見ると、同じ場所で受検しているが、ローが❌だったからハイビームでも検査している。

ハイビームなら間違いなく○になる。

なのに、今年は8月からではなくもう既に4月19日にロービームだけでの検査になっている。

騙された感があった。

 

これでは不合格になるかもしれない。

 

案の定、何度やっても検査結果は❌だった。

❌のまま、時速40キロ検査になった。

 

ここで、また困惑の事態となった。

これ、時速40キロまで加速して「パッシング」するもの、だったはず。

これまで10年近く、そういうやり方しか知らない。

 

ところが、表示は違っている。

 

40kmでボタンのようなものを「押す」とある。

???

マイクのような絵が表示されている、それを押す?

 

わからないから、これまで通り40キロでパッシングしていた。

だがモニターは反応せず。

2、3度同じことをした。

時間ばかりかかっていた。

 

3レーン、後続を待たせてしまっていることを申し訳なく思った。

 

ふと、窓の外を見たら、天井から垂れ下がっているものがあった。

電源コードのようなものだが、その先端は押しボタンになっていた。

 

これか!

 

その垂れ下がっているものは2本あった。

窓を開け、右手を出して垂れ下がっているボタンを持つ。

40キロまで加速してボタンを押した。

モニターが合格判定をした。

 

ちなみに、4、5レーンは従来通り「パッシング」で合図している様子だった。

このような勝手な変更をしれっとするのが困惑と時間の浪費を生む。

直後に館内放送を聞くことになる。

「放送による指示ができるならボタンのことも教えてくれよ」と不親切を恨んだ。

 

ここで、初めて音声での指示があった。

 

館内放送:「3レーン、もう一度ヘッドライト検査します」

ヘッドライトはロービーム、もうずっと点灯したままでいる。

ヘッドライトは自車は「0、1、2、3、4、5」の6段階で上向き下向き調整ができる。

一番上向きの「0」にして臨んでいる、初めから変更せずに。

 

そのうち「左」だけ「○」が出るようになった。

だが、「右」は一向に「❌」のまま。

10トライはしたと思う、検査側も忍耐強く対応してくれている。

やっと「右」が「○」となった。

 

長かった。

というか、もはや検査不合格になると覚悟していた。

こういう事情で3レーンが進まないのだと自身の検査を通じて、理解した。

 

そのあとは、

・排ガス検査

・下回り検査

が残っていたが、何事も無く終了した。

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既にロービームだけでヘッドライト検査を実施しているとは思っていなかった。

ロービームだけだと通過しないだろうことはわかっていたから。

今回は「奇跡」というか「お情け」での合格に近い。

 

いずれにせよ、来年からのヘッドライト検査は対策を講じる必要がある。

光量不足か、光軸のズレか、それとも…

車検前にテスター屋に駆け込むか。

 

それにしても、1週間前にディーラーで点検をしてもらったばかりだ。

だが、光軸を含めたヘッドライト調整はしてくないようだ。

いつも6ヶ月点検項目しかしてもらっていない。

(12ヶ月点検項目にバルヴ調整は含まれているようだ)

 

走行距離:173,500km。