「さて、近所の土手の桜はどんな具合かな?」
と、出かけた先月30日。
数十メートル歩いたところで満開の花を見つけた。
ユキヤナギ。


幼い頃、毎年うちの勝手口にも咲いていた。
北東の鬼門を浄化するかのような真白き姿の、しなやかで可憐な春雪。


毎年
毎年、
どの花も季節ごとに咲くのに、桜だけは特別な存在のように、誰もが待ち望む。
脈々と受け継がれた風習は、もはや日本人のDNAに組み込まれているのかもしれない。

でも・・・
どの季節に花を見ても「また咲いてくれた」と再会を喜ぶ私にとって、桜だけが春の花ではない!と天邪鬼的な発想をしてしまうのだ。
とはいえ、待ちわびてしまう自分もいるわけで・・・


黄色い菜の花だって花盛り


そして、今年も桜を見ると安心する。
それは、今年もそれを見られる事に幸せを感じるのかもしれない、と思い始めた。

桜は、その代表かもしれないね。