雪の連休。

 


マスケロンのイタリアかぶれ-薔薇2


それまで、当たり前のように付いていた色が消され、音もなく無彩色の世界へ変わる。

 

降りだしは、いつも嬉しくなるのに、ある時点から逆転する。





 

白い物体が地球上に降り立ち、飲み込み、増殖していく。

 

まるで生き物のように。

 

冷血動物のように。

 

全てを覆い隠すように。



 

その様子を見なければ、「一夜明けて銀世界!」と喜べるのだが、過程を見ていると、あの白い生き物が怖くなる。



 

マスケロンのイタリアかぶれ-沈丁花
 



 

あんなに軽くてフワフワしてるのに、

 

サラサラと、どこかに流れてしまいそうなのに、

 

 

 

ジワジワと地面から伸びる命にのしかかる。

 

 

 

細い枝の上にも容赦なく。

 

重みに耐えかねて折れてしまうことも。











 


 



 

マスケロンのイタリアかぶれ-金木犀

 

だけど・・・何て強いのだろう。



 

ピンクの薔薇も、沈丁花も、

 

精一杯しなって、その天辺を開けてしまった金木犀も・・・。

 

これらの青々とした葉っぱを見るたびに、強い意志を感じる。

 

雪を被り、一層鮮やかに見える緑の葉。

 

この緑が好だ。





 

そして、そこには何も見えないけど、雪の下でジッと息を潜めている命もある。

 

やがて白い生き物が消える時まで。

 



 



 



マスケロンのイタリアかぶれ-ツツジ


積もれば積もるほど、冬を生き抜く辛抱強さを感じずにはいられない。

 

咲くことだけ、それだけのために。



 

こんな強さが私にも欲しいな。