「夏のヴァカンツァは海外へ」という人は、そろそろ目的地やプランを決めている頃かしら。


日本人の多くは、欧米またはアジアの美術館や博物館、遺跡巡りに、料理を堪能したりと、1週間ほどの休暇をフル活動しているだろう。


近場のビーチリゾートならグアムサイパンプーケットなんかも人気の島。少し足を延ばしてハワイの青い空と海でマッタリするのもいいかもしれない。
(という私は、ビーチリゾートはロタ島イタリアしか行ってないんだけど)
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しかし本当にマッタリしてるのかしら?
それが本当に休暇なのかしら?
「そうそう、買い物(ブランド品)もしなきゃいけない」
「お土産は、あと誰と誰だっけ?」
なんて、遠く離れた海外でも日本特有の“何か”に係っているのだ。


 

まあそれが楽しみの一つというなら、それはそれで良し。
他人の旅行スタイルにケチをつけるつもりはないので。

知ってか知らずか、ヨーロッパのビーチでマッタリ、という話は殆ど聞かない。

やはり美術館や遺跡が優先順位は上だからね。
ましてイタリアは世界遺産の多い国、マッタリのんびりしてる暇などないのかもしれない。
そしてそれが日本人のヴァカンツァなのだから。
丸一日、ビーチで寝転がって過ごすなんて、とんでもない時間のムダ使いだと思うに違いない。

でもね、それが最高に贅沢な時間なのよ。


私にとって、こういう過ごし方が休暇なのだ。


ロタ島以来、人前で水着姿になることはNGとしてきたが、ヨーロッパなら平気かも・・・?とシローロ(マルケ州)のビーチで思ったのだった。
他の国は知らないけど、夏の休暇はイタリア中の老若男女が日光浴にやってくる。
多少お肉がはみ出してても弛んでても、全然気にしない。
海の好きな国民だ。
日本のように島国ではないけど、その殆どが地中海に足を突っ込んでいるような地形だもの、それも頷ける。


ここで紹介されているのはイタリア南部シチリア島サルデーニャ島だけなので、私たちが行ったシローロは載ってないが、この3地域だけでも約50のビーチと島がある。
そしてどこもブルーフラッグ(優良ビーチリゾートの証)かと思えるほど、素晴しく美しい。

この本を読むと、ますます行きたくなる。


そしてまた、あの贅沢な時間を思い出すのだった。

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イタリア魅惑のビーチ(2004年)
机直人/文・写真
東京書籍 ¥1,800(税別)

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