「アルバイトさんのおかげで二宮も少しは
楽になったんじゃない?」
櫻井さんはそう言ってコーヒーを飲む。
俺は隣に座って少し話してていいよって
和に言われたから遠慮なく。
「そうなんだ。俺ももう少し手伝って
あげたかったんだけど。」
チラッと和を見ると忙しそうにしてる。
でも、石川さんがテキパキとテーブルを
片付けしてくれてるから安心だ。
「相葉は普段仕事してるから仕方ないさ。」
それはそうなんだけど…
なんか今日の櫻井さんはトゲがあるっていうか
なんか…
「じゃ、ご馳走様。」
伝票を掴んでそのままレジへ。
あ、
ドアを出ていく櫻井さんを見つめ
小さくため息をついた。
つづく…