個展はたくさんのお客様に来て頂き
お花の写真集のお話まで頂いた。
僕にとって素敵な時間だった。
「お疲れ様。良かったな盛況で。」
「はい。翔さんもお疲れ様でした。」
家に着いた途端、翔さんに抱きすくめられ
温かい大きな胸に顔を埋めた。
そのままお姫様抱っこされて寝室へ。
ベッドの上にそっと降ろされて
ゆっくりと帯を解いていくと
翔さんの大きな手のひらが着物の裾から
忍び込む。
「なぁ、なんで桔梗の柄にしたんだ?」
裾の柄を見ながら翔さんが尋ねるから
「桔梗の花言葉。永遠に愛してる…」
翔さんの大きな瞳をまっすぐに見ながら
そう答えると
「ふふっ、やっぱり雅紀には勝てねぇな。」
眉毛を八の字に下げると優しく優しく
僕の事を快 楽 へと導いていった…
翔さんの腕枕で
「そういえばさ、二代目との食事した時
俺の記憶飛んでんだよな。
気づいたらここで寝てたし。」
「あぁ…翔さんお疲れだったみたいで。
たまたま居合わせたミタゾノさんが
タクシーを呼んで下さって。」
あの事は秘密。
そしてミタゾノさんがおんぶして
帰って来た事も…
「くふふっ。」
僕は翔さん
あなたさえ居てくれたら何もいらない。
これからもずっと一緒に。
🌸 END 🍀
久しぶりにあとがきあります。
後ほど(o・・o)/~