井ノ原さんに任されたこの場所は
コンビニで働く人達が来る。
でも、互いの事は知らない。
井ノ原さんの飄々とした空気が
仕事のピリピリ感を癒してくれる。
オレもそんな風に出来たらいいな…
今日も依頼を待つ人がやってくる。
上からの依頼を珈琲と共に。
「ごゆっくりどうぞ。」
にっこりと笑うと必要以上は話さない。
なかなかハードだよなぁ。
「おぅ、まちじゅん!」
大野さんだ。
あの人だけは独特な雰囲気だよな。
でも、伝説のヒットマンなのを
知る人は少ない。
「いい魚が手に入ったから持ってきたぞ。」
「それはありがとうございます。」
「ランチになんか作ってくんない?」
「ふふっ、そうですね。何にしましょう。」
ふたりで裏のキッチンへ向かうと
仕事の依頼を渡し
「ランチ楽しみにしてくださいね。」
これが
オレの仕事だ。
つづく…
え、え、
始まったばかりのモクシチマルバツブ
関東ローカルになるの?!
みんなが観れなくなるなんて…