先日、子宮頸がんワクチンの副反応被害を巡る院内集会に出席したところ、Twitterでいきなり有無を言わせぬ批判の対象として名前を晒された。
誤解されぬよう予め説明すれば、私は原理的ワクチン否定者ではない。
問題なのは、次の二点だ。
①1976年にアメリカで推奨されて接種されたインフルエンザワクチン株でギランバレー症候群患者が有意に発生し、中止勧告がなされたという前歴もあるのに、副反応が心因性要素によるものと安易に片付けられつつあること。
②子宮頸がんの原因となるHPVウイルスには遺伝子型があり、遺伝子型別の患者数割合からして当時のワクチンでは最大でも50%の子宮頸がん患者にしかワクチンの有効性がなかったのに、当時それが告知されないまま推奨により接種がなされたこと。
上記二点について強い疑問があるため、副反応被害者を応援したく集会に出席しただけのことに対し(当日もその旨の挨拶をしている)、現在のワクチンに対して危険だからやめた方がいいと頭から反対しているかのように晒され、「燃やそう」と呼びかけられたのだ。
Twitterが短文の投稿ツールなので一方的でエビデンスも理性もないのはいつものことだが、呆れると共に全体主義的な怖さを感じる。
魔女狩りは現代にも生きている。