「マルス穂坂ワイナリー×料亭大宮一の家」ワイン会レポ♪ | 酒巻昌代のブログ「ケ・セラ・セラ」

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jazzsinger&singersongwriter酒巻昌代の日常ブログ。音楽活動ほか、ご当地ライターも務めさいたま大宮を中心に様々なスポットなどの情報も発信。

ほりこし商店Presents第一回ワイン会「マルス穂坂ワイナリー×料亭大宮一の家」へ参加させて頂きました。 


 「芳醇な味わいと優雅な薫りのハーモニー」をテーマに山梨県各地の優良農家との契約栽培や、茅ヶ岳山麓穂坂丘陵の自社畑「穂坂日之城農場」での自社栽培による高品質醸造用ぶどうから良質なワイン造りに挑んでいる、マルス穂坂ワイナリーさんがご登壇し、ワインに合わせた特別懐石コースを一の家さんがご用意下さいました。 


 たゆまぬ努力を重ねてきた両老舗のペアリング!ここに、ご紹介させて頂きます。 




 ⭐乾杯&先付けは、「シャルドネ&甲州スパークリング2022」と「熟成メークインすり流し雲丹」。 

豊かな果実味を感じる辛口スパークリングワインに、ヴィシソワーズ状になったメークインがマッチしています。 

カリっと香ばしく焼かれたメークインの皮が入りイモの甘味が生かされ食感のアクセントに。

そこに羅臼産の雲丹の旨味が広がります。 

このペアリングは、それぞれ個性豊かでありながらトータル的にバランスが控えめに整えられ、しかしインパクト大でした。 

 次のペアリングへの期待が膨らむスタートです♪ 




 ⭐次に「白根甲州シュール・リー2022」と向付に「ひむか本サバ」。 

ワインは甲州100%の辛口になりますがフレッシュ感の中にコクがあります。 

脂が程よくのり旨味を生かした〆具合のサバとの相性がマッチしていました。美味しい!の一言。

マリアージュをしっかり感じました。 



 ⭐次に「牧丘甲州2023」とお椀に「沢煮仕立」。 

フリーランジュースのみを用い低温発酵し作ったワインはやや甘め。 

彩の国黒豚や黒舞茸、人参、埼玉県産ヨーロッパ野菜のルーコラを使用したお椀の具材はそれぞれ風味豊かで、お出汁の味がやさしく双方がバランスよくそれぞれの持ち味を引き立てていました。 

散らされた柑橘柚の爽やかさと少し甘いワインの相性も良かったです♪ 




 ⭐次に「日之城シャルドネ2022」と「八寸」。 

こちらはシャルドネ100%で味わいがクッキリし飲み応えもあります。 

八寸は料理人さんの個性がキラリと光る料理のひとつと思っておりますが、未体験の芒果(マンゴー)の白和え最中や、大好きな水だこを使用した梅肉ジュレ、合鴨ロース大和味噌などが入り、酒飲みの私には双方ピッタリマッチしワインが進みました(笑) 




 ⭐次に「甲州オランジュグリ2022」と焼き物「鰆塩焼き とまと餡」。 

好んで飲まれる方も増えてきたオレンジワイン。

こちらは甲州100%。製法は赤ワインと同じようですが赤でも白でもロゼでもありません。

緑や桃色のぶどうを仕込み、白よりややオレンジ色に仕上がります。果皮や種に含まれるタンニンや香り成分が白ワインより多く抽出されるので、渋みやアロマ感もあり女性にも人気です。

 淡路島の鰆塩焼きはふっくらそして程よく締まった身の旨さはもちろんのこと、とまと餡やレモン、たっぷりの大葉が爽やかさを添え果実味のしっかりしたオレンジワインにピッタリでした。 




 ⭐次に登場したのは急遽決まった赤ワインで正式名称をメモし忘れる失態でご免なさい(笑)。 

カベルネ、メルロー、そしてマスカットベリーAを使用しているそうで、醤油や味噌などにも含まれるフラネオールが多く含まれ抗酸化作用も。 

あわせたのは替わり鉢の「手打ち蕎麦」。 

このそば汁との相性を同じフラネオールの特徴を持つ双方のペアリングとして味わってみてほしいとのことでした。 

蕎麦はやさしい風味に程よい弾力でこれは湯で上げすぐをぜひ食べてみたい!

何しろ私はお蕎麦っ子倶楽部会長(ひとりで(笑)) 

かえしは、基本的に蕎麦先にわずかに浸けるだけなのですが、こちらは濃出汁ではなく、わりとたっぷり浸けても最後までさっぱりと、口にしつこさも残らず食べられます。

そば汁が飲みたかったです! 

このペアリングは想像以上に合っており意外性のある美味しさを体験させて頂きました。 




 ⭐ペアリングラストは「穂坂日之城カベルネ&メルロー遅摘み2020」と強肴に「あか牛ステーキ」。 

ついに真打ち登場! 

やはり赤ワインと肉は大好きな組み合わせです♪

 「自社畑葡萄のトップキュベ」と紹介されているだけあり、こちらのワインの味わいは美味でした。

空気に触れ開いていく香りや深くなる味わいを楽しみながら、大好きなあか牛のランプ部位を使用したステーキを味わいます。 

脂がのり柔らかく口のなかでとろける肉も良いですが、個人的には噛みごたえがあり、噛むほどに肉の旨味が感じられる方が好きですし、フルボディの赤ワインによく合います。 

 どちらも工夫され上品に仕上げられつつも自然の野生味を感じるからです。 




 ⭐〆にさっぱりと新生姜を使用したご飯、キリッと口の中を整えてくれる美味しい赤出汁とぬか漬け、水物にはライチと黄スイカが供されワイン会のコースは終了しました。 


 トータルでひとりボトル一本分は飲みました。

お代わりをする方もいたのでもっと飲んでる方もいます!(笑) 


 この会ではお料理とワインが出される度にワイナリー長の茂手木大輔さんや、料理を担当された松田幸己さんがそれぞれ特徴を説明をして下さり、途中、ワインプレゼントのじゃんけん大会なども開かれ、終始美味しさへの新たな発見と笑顔が絶えない会となりました。


 一の家さんでは、日本酒会も定期的に開かれておりますが、ワイン会は始めてと言うことで、これをきっかけに今後も開催を予定していくようです。これは見逃せません! 


 穂坂ワイナリーさんでは工場見学や試飲、オンラインショップも用意してあるのでぜひ公式HPにアクセスしてみて下さい♪

 https://www.hombo.co.jp/visiting/hosaka/ 


 料亭大宮一の家さんは、武蔵一宮氷川神社そばにあり、歴史と趣のある数寄屋造りのお部屋で伝統と新しさを取り入れた懐石料理をいただきながらゆっくりと過ごせます。 

家族や大切な方との会食や接待、氷川神社での挙式後の披露宴などにもおすすめ。 

美しいロケーションは人気ドラマなどのロケ地としても利用されています。 

 今回はワイン会の特別メニューですが、やはりお料理は一流!! 

お部屋も清々しくとてもゆったりとして居心地が良いです。皆さんもぜひ利用してみて下さいね。https://www.ichinoya.info/ 




 ではでは、最後まで読んで下さった皆様。誠にありがとうございました!またの記事もどうぞよろしくお願い致しますね😉