お得様の依頼でお知り合いのパレットのホイールナットが外れないお車が来店。

 

秋にガソリンスタンドで車検してるのに修理断られ、オートバックスでも断られ

 

駆け込み寺になっちゃったわ。

 

ハブボルトは新品があらかじめ用意してあったので早速交換作業完了になるはずが・・・

 

 

 

スタッフさん、ボルトがすべってるのに気付かず、ネジ山が傷んでると勘違いして

 

延々インパクトで緩めようと回し続けてツルツルに空回りするとこまでいってしまった。

 

途中で気付こうよー、まったくー

 

締めるほうにまわしてたらボルトが折れてくれたかもね。

 

しかしなってしまったコトは仕方ないので何とかするしかない。

 

他に何とかしてくれる人は誰もいない

 

昔からいつもこのパターンになってしまうが、人間追い込まれると力が出ますね

 

今回も乗り切るぞー!

 

一晩必死で寝ながら?考えた、

 

ドリルで表側から削ってしまいたいのだが、

 

ボルトが空回りしてはそれができない。

 

リフトあげて裏側から覗くとボルトの頭は結構深いとこにある。

 

タガネでボルトのアタマ(フランジ)にキズつけて引っかかり(V字型のくぼみ)を作る。

 

そこに角棒ヤスリの先端を当たりよい加減に削って、

 

ボルトが空回りしたらナックルと、こじて空回りしないようにした!

 

これでいけるかな?

 

必死なのでまだこの段階では写真はない。

 

 

 

表側はフクロナットなのでキャップ部分をタガネでハツって

 

慎重に慎重にセンターにポンチ!

 

3㎜のドリルからボーリングスタート。

 

ナットのテーパーの先あたりまで掘り進める。

 

奇跡的にフクロナットのキャップ部分をハツッたときに

 

ボルトが何かに引っかかって空回りから解放されていたので

 

9mmのキリまでは例の棒ヤスリストッパーは使わなくても良かった

 

スタッフがドリルを回し、私が横から切削油(クレ556で代用)給油で作業に集中できた。

 

9㎜からトルクキツくなり空回りしだしたので私が左手で裏の回り止めをしながら

 

右手で給油。顔に油飛んでくるし、ちょっとおかしなポーズで。

 

タイヤが回るとヤスリのコジリが外れるので事務スタッフも呼んできてタイヤを押さえてもらう。

 

 

11㎜まで掘り進んで3人はようやく感激の瞬間を迎えた!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸いハブの方が硬くて穴は大きくなってなかったのでボルト・ナットのみ交換で

 

修理完了っ!一件落着となった。

 

3時間くらいかかったな(;´Д`)

 

そやけどよく考えたら、3か月前にスタンドさん車検した時は大丈夫やったんかな?