突然ですが、あなたの会社で「この人がいなくなったら困る」という人がいますか?
おそらく、います。
そしてその人は、今日も誰よりも遅く帰っているんじゃないでしょうか。
これは、その人の責任じゃない。
会社の「設計」の問題です。
今日は、社員も社長も壊れやすい会社に共通する8つの特徴をお伝えします。ひとつひとつは「あるある」かもしれません。でも、重なれば重なるほど、会社はゆっくりと、しかし確実に限界に近づいていきます。
① 頑張る人に仕事が集まる
「あの人なら大丈夫」という言葉が、じわじわと会社を壊していきます。できる人、優しい人ほど仕事を引き受けてしまう。断れない。期待に応えようとする。
そして気づいたとき、エースから壊れています。
本質:評価の基準が「成果」ではなく「犠牲」になっている。
② その人しかできない仕事が多い
マニュアルがない。あってもだれも使っていない。「急に休まれたら困る」から、休ませることもできない。
会社が回っているように見えて、実態は"個人"で回っている。それは会社ではなく、個人事業の集合体です。
本質:会社ではなく"個人"で回っている。
③ 「人を増やせば解決する」と思っている
人手が足りないと感じると、まず採用を考える。でも、仕組みが壊れたままで人を増やしても、問題は複雑になるだけです。教育コストも固定費も増えて、さらに回らなくなる。
人手不足は、仕組み不足のサインです。
本質:問題は人ではなく、仕組み不足。
④ 責任感が強い人ほど無理をしている
断れない人が評価される。頑張っている姿が正義になる。そういう空気が、気づかないうちに出来上がっていく。
「あなただから頼める」は、最大の賛辞のつもりで言われているけれど、受け取った側には重荷になっていることがある。
本質:優しさが会社を壊している。
⑤ 社長がプレイヤーになりすぎている
現場に入れば入るほど、「自分がいないと回らない」という状況が強化されていく。全部自分で判断して、全部自分で動く。
でもそれは、経営ではなく作業です。社長が現場を離れたとたんに止まる会社は、社長がいる間もいつか限界が来る。
本質:経営ではなく作業をしている。
⑥ 数字が見えていない
忙しいのに、なぜか利益が残らない。どこに無駄があるかわからない。だから「もっと頑張ろう」しか言えなくなる。
判断の根拠が「気合い」になったとき、会社は感覚で動き始めます。
本質:判断基準が"気合い"になっている。
⑦ 固定費が重い
人件費が大きくなるほど、売上が落ちたときのダメージが致命的になる。守りの選択しかできなくなって、チャンスが来ても動けない。
柔軟に動ける構造こそが、長く続く会社の土台です。
本質:柔軟性のない構造。
⑧ 「いい会社」であろうとしすぎている
社員を守りたい。辞めてほしくない。だから無理をさせてしまう。その優しさは本物なのに、使い方を間違えると、結果として全員が疲弊します。
「いい会社」は気持ちで作られるのではなく、設計で作られる。
本質:優しさの使い方を間違えている。
壊れる会社には、共通点がある
8つ並べてみると、ひとつの言葉に集約されます。
共通点
「いい人が無理をしないと
回らない設計」になっている
問題は人じゃない。能力でもない。気合いでもない。
設計です。
どんなに優秀な人が集まっても、壊れる設計の上に乗せれば、いつか限界が来る。逆に言えば、設計さえ変われば、同じ人たちで会社はガラッと変わる。
あなたの会社で、「この人がいなくなったら困る」と思っている人がいるなら——まず考えてほしいのは、その人を引き留めることではなく、その人がいなくても回る仕組みをつくることです。それが、本当の意味でその人を守ることにもなります。
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