また久々の更新になってしまいました。
オーストラリアの記事の続きで、ケアンズに引き続きメルボルンにも行ったので、写真とかで報告。
会議の後に、知り合いの研究者 (元同じ研究室の同僚) を訪ねて、メルボルンの Monash 大学に行きました。
ビジネスビザの代わりとなる ETAS (?) というのを取って行ったのですが、向こうの大学でそれではダメだと最初言われて、旅券購入代行をお願いした HIS にメールで問い合わせるなど、最初大変でした。
ビジネスビザを要求されていたのですが、それは実は、日本からだと ETAS というその代わりになるもの、で代用できるらしくて、別にビジネスビザを取ることができるかどうか、そこら辺を詳しく訊いたのでした。
結局、それしか取れない、ということになって、それを大学側に説明すると、あっさりオーケーが出て、晴れて滞在を許されたのでした。
初日に、知り合いの研究者のグループミーティングで、最近の有限距離相互作用を持つ BEC の研究の結果を説明しました。
実験的にどう実現するか、ということを訊かれましたが、うまく答えられず、その点がいまいちでした。
今後の課題です (記事を書いてる今は理解済み)。
それから、他の日は、自分の研究を進めつつ、議論をしたり、たまたま別に来ていたジョージア工科大学教授の講演を聞いたりしました。
向こうの研究者といろんなフランクな話もしたのですが、その中でアカデミックポジションについての話もありました。
要約すると以下のことがありました。
▷ アカデミックポジション (助教、准教授、教授等) に就く、または、研究で食べていくということは、一般的な就職とは全く異なる。
ジョージア工科大学の教授は、博士課程に進もうとする学生に、本当に研究で食べて行く気があるか、アカデミックで生きて行くとはどういうことか、ということを問うと言っていました。
そして、明確に答えられなければ、一般就職を勧める、と。
具体例に挙がっていたのは、彼がこれまで見てきた中で最もよくできる (効率よく業績が上げられる) 生徒についてで、その生徒は、博士課程を一年早く卒業し、インテルに就職したそうです。
今では、その教授よりも稼いでいるらしいです。
少し残念そうに話しておられましたが、その生徒が就職を望んでいたことと、そこまでアカデミックにこだわりがなかったことが、アカデミックを勧めなかった理由のようです。
彼 (教授) 曰く、
「彼が望んだので、そうした。彼にとってそれがよく、それが幸せだから、それでいい。」
ということでした。
もちろん、教授にとっては、物理を続けて欲しいという気持ちもあったようですが。
大学の研究室にいると、研究が重要、または、最も重要だという錯覚に陥ることが多々あります。
でも、それは一つの重要なことであって、他にもいろんな道があるんですよね、当然ですが。
しかし、それをあらわに伝えることって、研究室ではあまりありません。
それが、もっとも重要な選択の一つであるにも関わらず。
一般社会では一般社会の大変さがあると思いますが、
アカデミックもアカデミックの違った大変さがあることを理解して、それでもアカデミックでやっていこうと思う場合に選ぶ道なのかもしれません。
例えば、若いうち (40 歳手前まで ?) は、各地を転々としながら、常に競争の中で業績を積まなければならない、とか。
自己責任で全てをやっていく覚悟が必要です。
そういったことを含めて、それでもそこでやって行こうと決められたときに進むべきなのかもしれませんね。
そのとき、その質問を自分にしてみましたが、はっきりとは答えられません。
でも今この記事を書いている時点では、もう少しがんばろうと思います。
▷ 危ない国でのこと
あと、印象に残っているのは、危ない国でのこと、です。
何かというと、例えば、ひったくりに会うだとか。
基本は、何もしない、ということらしいです。
ブラジル (?) とかだと、バスのハイジャックがあるらしくて、おとなしく持っているお金は全部出した方がいいと。
そういう意味では、そういったことが多いので、お金は肌身離さずが基本ですが、外出するときには、必要な分だけの小額のお金のみを持ち歩くことが重要らしいです。
銃を持って入って来るらしいので、なす術無しです。
治安の悪い国に行くときは、気をつけます。
さて、最後。
メルボルンの街並みを紹介。
メルボルンという所は、世界中からの移民が多く、多国籍な文化が根付いています。
いろんな人種の人が本当に街中を歩いているので、納得です。
で、日本人はというと、実は、たくさん来ているらしいです。
しかし、移民はほとんど居ません。
観光や、学校に一定の短い期間いることはあっても、そのあと住む人は少ないみたいです。
メルボルン市内にかかっている橋に、初めてその国から人が来た年と、現在の人口と、移民の数等が書いてあって、そこを見るとそういったことが分かります。
街の外観ですが、おしゃれな (近代的な) 建物が多い印象を受けました。
というか、変な形のものがホントに多い。

アートだなぁ、、、とアートの分からない自分は思いながら写真を撮りました。
あと、高校生の制服が日本みたい!

メルボルンの一番高いビル。

一番上は、スライド式で箱形の部屋が出る様になっていて、シースルーのスリルを味わえる。
別料金かかるけど。
にしても、ケアンズと違って寒かった。
雨も結構降ったし。
でも、元同僚 (研究室で) に会って、夜食事を食べたり、話したり、良い時間を過ごすことができました。