電気をして揉んで押して針してお灸して・・・を電気はしない、あ、たまに電気針が好きな方には電気針をして、操体法、多次元操体法をして針をしてお灸をするようになってから・・・多次元操体法を学び始めたのが2019年だからもうかれこれ2年弱、今の施術に変えてから経過しました。
開業当初、安価でできるだけ保険で施術をしていましたが、開業する前からこのシステムには疑問を持っていました。
揉むことはいいこと、安価はいいこと、すべては患者さんのため、そして自分のためになると思ってやってきました。
今でも揉んでリラックスしてもらいたい、少しでも長い時間施術することで心地よくなってもらいたいと思っている自分がいます。
開業して16年。いろいろと経験して、いろいろな先生の施術方法を見て、聞いて、知って・・・変わってくるもんなんですね。
マッサージは素晴らしいと思います。
世の中に今存在している施術は危ないものを除いてはみな素晴らしいと思います。
ダメなものは世の中から消えていると思います。
それでも今までの施術方法から今の形に変えたくなったのには、より患者さんに負担をかけることのない施術をしていきたいと思ったからです。
負担をかけない施術をすることは、施術する側の負担も減るんです。
その代わり頭で考えることは増えたように思います。
施術の刺激は常に患者さんに聞く。
患者さん側からしたら先生がすることだから好きにやってもらえれば、プロなんだからいちいち聞いてこなくても・・・と思われるかもしれませんが、それだとどうしても刺激が強く過ぎてしまうことがほとんどなんです。
先日、いつもは来られている患者さんが、「マッサージをしてもらったあとに身体が痛くてどうしようもないのですが、どうしたらいいですか?」と連絡がきたことがあります。
その時は対処方法とどんな受け方をしましたかと聞きました。
施術者側を責めるのではなくて、患者さん自身にマッサージの強さを施術者側に伝えたかどうか、今の強さでいいかを伝えたかを聞きました。
一度は少し弱くして欲しいと伝えたが、そのあと少し痛かったがそのままの強さで受けたと。
どうしても施術する側、施術を受ける側と主従関係になりがちなこの業界。
治すのが施術者側、治してもらうのが患者さん側ではなくて、一緒に治していこうというのが鍼灸やマッサージその他すべての医療のスタンスのほうがいいんじゃないかと思います。
症状は日常生活で作られていることがほとんど。
今のその生活を少しでも修正するだけで変わってくるかもしれません。