身体は信じている相手に触れられることで安心します。

触れ方ひとつで身体や心は緊張が緩んだり動きが良くなったりします。

操体法のある一つの操法を行う前と行った後では身体の緊張が著しく変化する時があります。

その時、患者さんがとても不思議がるので説明をする時に「お母さんの手」を例に説明することがあります。(色んな説明を、患者さんによって違う説明をしているのですが、最近はお母さんの手で説明しています。)

お母さんに怪我をして痛くなった場所やお腹をさすってもらうと痛みがなくなることを経験されたことがあると思います。

そのお母さんの触れ方はとても優しい感じがしたんじゃないかと思います。

お母さんに触れられると言う行為は、身体や心が安心して痛みを抑えるホルモンが放出され、脳自身も安心して痛みが緩和されていきます。

私が最近特に心がけていることは、来院されて、話したいことが有れば出来るだけ話していただく。それから施術に入っていくようにしております。

そして触れ方にもなるべく気をつけております。

これを読んでおられる方も、誰かに触れる時はまずは優しく触れてみると色々といい感じになるんじゃないかと思いますよ。