リンパ腫その後 追いつめられた決断 | ブリアンな日々

ブリアンな日々

悪性リンパ腫と診断されたブリアンの闘病の記録

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先週はプレドニゾロン(ステロイド)の量を減らし、1週間の体調の変化を見るということで、今後の治療方針は今週の診察時の宿題となっていました。
ステロイドの減量によりブリアンの首のグリグリは大きく硬くなってきたように感じられます。
お散歩も元気に出かけますが、最初は走ったりもするのですが、帰りになると臭いを嗅いだりしながらウロウロしだし、立ち止まってみたり、座り込んたり。
抱き上げると腕に首を預けておとなしく抱かれています。
疲れてしまうように感じられます。散歩の距離は以前の3分の2ほどになっています。
元気に遊びもしますが、寝ている時間も長くなりました。
そして今朝。
病院に出かける前に首の周りのグリグリを確認し、さらに他の部分も調べて行くと、両前足の付け根にグリグリを発見、さらに右のアバラ骨のあたりに小さなグリグリが。
大幅な延命が得られないなら、リスクやブリアンの望まない長時間の治療などさせず、積極的な抗がん剤を多用せず、それでどの程度元気な状態が維持できるかを知ろうと、始めた投薬の減量でしたが、こんなにすぐに影響がでるとは。
もう選択の余地は無いように思われました。人間の勝手な思いと言われようと、やはり私たちはもっとブリアンと一緒にいたい。
元気な姿を少しでも長く留めたい。

診察に行くと先生も触診で「各部に腫瘍が発現しています。ステロイドの減量によって起こったものです。」と断言されました。全身にむくみもあるようです。
もう一度アドリアマイシンの効果とリスクについて質問をし、実際の点滴に関しても詳しいお話しを伺いました。
3週間に一度、朝預けて夕方まで慎重に点滴をする。ブリアンには不安で寂しい時間でしょう。
でも、何もせずにいれば、日に日に増していく体中の腫瘍、その影響で起こる様々な苦痛。
それを回避できる可能性は「かなり高い」と先生はおっしゃいました。
ブリアンは辛い孤独な時間の中、私たちを恨むかも、、、
でも私たちは先生に治療をお願いしました。
まずは1週間プレドニゾロンを前の量に戻し、腫瘍や全身の腫れを引かせて、来週土曜、ブリアンのアドリアマイシンによる抗がん治療が始まります。
1回の治療にかかる費用は21000円、4回で終了です。
心筋に影響があるため、心臓の拍動の様子を見ながらの投薬となるそうです。
血管穿刺の針が抜けたりした場合、薬液で周りの組織の壊死がありえるとのこと。
でも先生は「十分に注意して点滴します。大丈夫です。」と言ってくださいました。
この世に「絶対」のありえないこと、それは承知していますが、今は「絶対」な安全と、これもあり得ない「奇跡」を待ち望む私たちです。




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