昨日、広島サミットに関して政府が発表した「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」を読んでみると、呆れ果てるような文章が多く見受けられるので読者の人たちも読んでいただきたい。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100506500.pdf

 

 まず、最初に言いたいのは、核兵器を作りそれを広島で使用したのはG7加盟国でも主たる参加国の米国である。しかも、「原爆投下には謝罪しない」とバイデン大統領が公表していて、議長国で、広島選出の岸田首相もそれを呑んでいる事だ。

 

 

そして、確かにロシアによる核の威嚇は脅威であるが、核の抑止は脅威ではないのかということを私は考える。いわゆる「目には目を歯には歯」の論理だ。

核兵器は、それが存在する限りにおいて、防衛目的のために役割を果たし、 侵略を抑止し、並びに戦争及び威圧を防止すべきとの理解に基づいている。)

 
しかも、あるはずもない、「原子力の平和利用」まで謳っている。
 
昨日のtweetで布施祐仁氏が次のように言われてもいる。
 『G7で採択された「核軍縮に関する広島ビジョン」をざっと読んだが、ロシアを批判し、中国、北朝鮮、イランに注文をつけるだけで、G7自身の核軍縮の決意はまったく感じられない文章になっている。非核保有国が核兵器禁止条約を作ったのは、こういうところなんだよな』
また、広島滞在中の元・毎日新聞記者でもあった小山氏は次のようにtweetされている。
『発出された「広島ビジョン」、防衛目的の核兵器を容認。他国の核政策を批判するばかりで、G7自らどう行動していくのか、踏み込んだ記述はない。』と
 
さて、読者のみなさまはいかように考えられますか。現在、広島サミットは交通網も遮断し、市民生活にも大きな支障が出ているようです。しかも、今日の夜には戦争当事国のゼレンスキー大統領が、来日し、広島サミットに対面で参加する事が決まったようですが、本人の主張は変わらないと思われます。いわゆる、カネと武器の無心と戦争継続でしょう。なぜなら、本人は昨日、サウジを訪問し、そこでも無心したようですが、ひょっとすれば断られたかも...
 
2023年5月20日
船橋市海神:弓場清孝