東京電力は昨日、ふくいち1号炉の原子炉圧力容器の土台であるペデスタルが全周にわたって内側のコンクリートが消失していると改めて公表しました。

 

 

 

https://www.tepco.co.jp/decommission/information/committee/evaluation_review/pdf/2023/evaluation_review_2023041405.pdf

 

 剥き出しとなっている鉄筋に関して、東電は「既往評価及び本評価案では強度を担うインナースカートを考慮していないが、インナースカ ートの強度を考慮した詳細評価を行うことで、強度が向上すると考えられる。」?

 つまり、今まではペラペラのインナースカートに強度があるとしたいたわけで、今後は再評価を行うと言っているわけです。ちなみに前回の私の記事でインナースカートについて触れて画像を載せていますので再度載せますので見て下さい。

 16ミリしか厚さがないのですよ。それに加え、600℃以上の温度にさらされているのですよ。金属の温度による熱疲労破壊が始まるのは確か500℃以上とされているはずですが...いわゆる折れるような状態でしょう。剥き出しになっている鉄筋も同じでしょう。しかも東電は鉄筋には凹凸が残っているので健全性はあるとしていますが、剥き出しの鉄筋は孕んでいるように見えませんか?

 

 さて、原子力規制委員会があらたな「緊急事態応急対策委員」の中であの山下俊一が入りました。

 今後、Ⅿ6以上の地震が福島第一原発を襲って放射能が出るようなことになっても「ニコニコ笑ってる人には放射能は来ません...」などと言うのですか。ムキー

 

2023年4月15日

船橋市海神:弓場清孝