昨日、NHKが南海トラフ地震について特集として報じていますが、原発へのリスクについてはまたもや、一切ふれていません。

 

 

 南海トラフ地震が発生すれば主に太平洋側は多大な被害を出すと書かれているに拘わらず九州地方で稼働している各地の原発、四国の伊方原発、稼働はしていないが、燃料は保留している中部電力の浜岡原発、関東地方の東海第2原発や他の原子力施設、そして、最も危険な福島第一原発、そして、女川原発など......

 NHKともあろう報道機関が地震による原子力施設へのリスクを報じない理由は政府の意向によるものと自ずと解る。

 さて、昨日の東京電力が公表した福島第一原発1号炉のペデスタル内部資料と動画ですが、皆さんご覧になられましたか?このペデスタル内部というのは人間が近づく事すらできない高濃度の放射線量ですから、カメラ付きロボットで入れて調査しているわけですが、東電が会見でいうには調査は続行としつつも。ペデスタル内部の鉄筋はすべてが剥きだしと、どうやらなっているようです。果たして書いてあるように「重大リスク」は無いのでしょうか?

 まず、下の写真をご覧下さい。(写真2)

 左側のインナースカートに繫がっている(赤ライン)横筋が途中から無くなっていませんか?しかも物凄く不自然な曲がり方になっていませんか?どのような力が働いたらこのようになるのでしょうか?

 そして、これは前回にもお見せした13番近くの縦筋ですが、どのように見ても歪曲しています。これは上部からなんらかの力が加わったと思われますが、、しかも普通、このような縦筋の配筋が施行されるでしょうか?そして、何故、横筋が無いのでしょうか?

 

 これで、原子炉圧力容器の健全性などが維持できるのでしょうか?

ちなみに下が普通の鉄筋の配筋工事です。

 

2023年4月5日

船橋市海神:弓場清孝