私が心臓の手術をしたのが2016年の6月であった。今のかかりつけ医のDrが言われるには「船橋市の市民からすれば大手術です。」と退院後に言われた。それは今の心臓の手術は胸骨を喉の下から横隔膜のところまで切断し胸開器で胸を開き心臓にアタックするという手法はほとんど使われないという事だとも言われた。今の心臓手術の多くは脇の下や胸骨の間から行うというのが普通のようだ。しかし、私の場合は肺にもサルコイドーシスという難病指定されている疑いもあり、肺の一部を切除し、厚労省に送られた。その結果は陰性だったが、手術後から呼吸困難にも見舞われ、そのために呼吸アップを図るための訓練も行われた。

 したがって、体力も消耗し、今の住まいにある、数段の階段さえ上り下りが困難な状況にもなった。退院してからはリハビリに明け暮れていたが、翌年の2017年の7月には今度は脳卒中を発症し、心臓手術した病院に緊急で再入院し、治療後に基本的なリハビリを受け、本格的なリハビリのために船橋市にある、リハビリ病院に転院し、約4ヶ月半に入院し、11月に車椅子で退院した。

 左上下下肢麻痺というのが今の現状でもあるが、喋る事もかなり苦労はしている。いわゆる呂律があまり回らないのだ。それに加えて、左耳も難聴で左目も視覚が全く無いから、立って歩くという健常者の人ならあたりまえの事が恐怖に陥り、今では外出という事さえ、近所のスーパーに行くのがやっとである。

 ところで、私の知人でもある「原発労働者」を書かれた寺尾紗穂さんが彗星の孤独という本を書かれ、心臓手術後の私の事も載せられた。寺尾さんは病院にも何度も見舞いにも訪れていただいていて、感謝の念に堪えないが私が住む船橋市役所にも私の事で何度も電話をされたが、たらい回しにされた挙句に福祉サービスは断られたと書かれた。これは本当の話しで、私自身も心臓手術後に福祉課や、駅前にあるフェーィスビルの

船橋市 船橋駅前総合窓口センター

を訪れ、生活援助を依頼したこともあったが、返事だけは了承したものの来たためしも無かった。それが船橋市の福祉行政であり、施策でもあるのだ。これについては共産党の市議会議員の人たちでさえ、無視というような感じでもある。
さて、今回の船橋市議会選挙において、「れいわ新選組」公認候補としてある方が立候補されるようだから、障がい者の施策に期待が持てるかもしれない。
 以下、下に寺尾さんが私の事を書かれた文章を載せますので読まれてみて下さい。
 
2023年3月8日
船橋市海神:弓場清孝