鹿島守之助と言えば鹿島建設の会長職を務めた人物であると同時に参議院議員として第1次岸内閣の下で北海道開発長官を務め、また、会長職の時に花岡事件を踏まえた日雇い労働者搾取に対する鹿島建設爆破事件(1974年12月)は守之助が会長の時に発生しています。

 日雇い労働者といえば原発労働者も然りです。つまり、根本的に鹿島建設という企業は昔から日雇い労働者を利用し、のし上がったゼネコン企業なのです。そしてもちろん自民党とも深い関係もあります。

 そして、今回、岸信介の孫にあたる故.安倍晋三氏が何故、国葬になったのかは、電源開発に由来してもいるのです。つまり、原発を米国から導入するに至ったのは米国から莫大な借款して、その保証人として、福島第一原発1号機を手掛けた米国のGE社になってもらっていたのです。そこに鹿島建設も加わって守之助が「突貫で赤字でもヤレ」と号令をかけたのです。

 もともと、前述のように鹿島建設は日雇い労働者に関しては搾取があたりまえの労働環境を構築していましたから原発労働とて同じです。今や日本の大企業となっているのもそういう裏があるのです。そして、現在、福島第一原発の廃炉作業の一翼を担っているのです。

 つまり、おのれが建てた原発の事故処理を自民党、東電と共に儲けるという悪党をやっているのです。福島第一原発の1号機はこういう事になっています。鹿島建設は耐震偽装実験もやっていて、森重氏がそれを指摘されているわけです。

 当時、福島第一原発の1号機の建設にあたってもGEもとうぜん技術者を派遣しているわけですが、日本が地震大国であるという事もある程度は理解してはいたのでしょうが、なにせ、GEという米国企業は軍産企業でもあり、広島に原爆を投下したマッハッタン計画にも参加していたろくでなしの企業なのです。それが、悪党の鹿島とつるんで建てたから、、こういう原発ができるのです。先日、退任した原子力規制委員会の更田豊志氏が退任時にこういう事を言って退いた理由が解りますか?

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2022年10月4日

船橋市海神:弓場清孝