名誉教授と医学博士の肩書をお持ちの元、徳島大学で教鞭を取られていた大橋眞氏の初期の「学びラウンジ」で「コッホの四原則」について新型コロナは、病原体確認の鉄則コッホの4原則を満たしていない」からと主張されていますが、私は完全なデマだと昨年から思っていました。

  コッホ四原則は鉄則ではありません。「原則」であって時代の流れによる科学や医学の進歩によって変えることができるのが「原則」です。コッホの時代は、何度も書いていますが、今から、100年以上の前の話しです。

 そもそも「コッホ四原則」は1876年にロベルト・コッホが炭疽菌を発見して純培養したところから、提唱されたものです。ちなみに炭疽菌はウイルスではありません。

 細菌とウイルスの大きな違いは、自身だけで増殖できるかどうかです
細菌は細胞分裂により増殖することができますが、ウイルスは宿主細胞に感染しないと増殖することができません。ウイルスは宿主細胞の様々な機能を利用(ハイジャック)することで、初めて増殖することができるようになります。
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 ちなみに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はコッホの原則を満たしているウイルスです!!

2021年3月18日

船橋市海神:弓場清孝