昨日、「れいわ新選組」の大西つねき氏の「命の選択」発言問題に関して、国会内で大西氏の処分について党の臨時総会が5時間にわたって開かれ、山本代表が提案した大西氏に対する除籍処分は賛成14、反対2で可決された。この総会は秘密裏で壁耳ができないように部屋の外では音楽まで鳴らされていたという。

 

 総会後の記者会見はHPでは16日と記載され、昨日の「れいわ新選組」のYouTubeでは19:30からと公表されていたが、2時間遅れの21:30から副代表の木村参議院議員と舩後参議院議員を交えて行われた。

 

 

 

 記者会見の冒頭で、山本代表は大西つねき氏の YouTubedede上での発言「命の選別」発言は立党の精神からして許されるべきことではないとした上で処分は一番重い除籍としたと公表した。

 次に木村氏は総会においてだとは思うがジャーナリストの田中龍作氏が言われるには「『命の選別をするような人をこの党に置いておくんだったら、れいわなんか要らない』」…重度障害者の木村英子参院議員は、声を振りしぼった。」とされていて、記者会見においても同様な主張をされている。

 

 次に舩後議員の発言だが、同様な主旨である。

 

 私はこの会見において、高齢重度障がい者の立場から、書かせていただくが、現在の私のような「内部障がい」で1級の身障者手帳を有していても、一見、社会からは健常者として見られる。外出して、どこに行っても手帳を提示しなければ、「障がい者」としては受け取られない。確かに、「ハートマーク」などの他者から見えるシンボルマークはあるが、優先席などは譲られたためしも無い。

 私自身ではこういう事もあって、シンボルマークも付けないことにしている。

 そして、介護の件だが、これも私は受けないことにしている。これは何故かと言えば、現在の多くの高齢者施設や障がい者施設においては職員の手による凶悪な事件も多発しているからである。これらのことは木村議員も施設で暮らされていた時には精神的な虐めや身体への虐待を経験されている。

 

 これらは、介護する側の問題でもあるが、大西氏のような高齢者への選別発言は、津久井であったような凶悪な事件を増長することに繋がるのではないか。少なくても彼は政治家である。

 

 その彼が今日、記者会見を開くそうだが、どのように弁明するのであろうか。

 弁明の余地など、あるはずが無いのだが!彼は何を言おうとするのか!?

 

2020年7月17日

船橋市海神:弓場清孝