みなさん下の東京新聞の記事を覚えておられますか?

 この記事を担当されたのは、現在は東京新聞・社会部の佐藤圭さんですね。この大角さんのことは当時、NHKも報道していますが、記事にあるように「東電は大角さんの死亡と被ばくの因果関係を否定」しています。

 大角さんは、福島第一の収束作業に従事される以前には浜岡原発や志賀原発でも働いておられますね。そして福島第一で働き始めて2日目に作業中に心筋梗塞で亡くなられています。妻のカニカさんが亡くなられた大角さんに対面された時、アゴに黒いアザ、顔に引っかいたような傷.....作業は集中廃棄物処理建屋の二階から一階に重さ約50㌔の工作機械を運搬中に倒れられ、亡くなられています。

 前述したように東電は被ばくとの因果関係を否定していますね。ここで、おかしいのは、雇用していた下請け会社と東電も大角さんの以前の放射線管理手帳の内容も無視しているということですね。因果関係が果たして無いのでしょうか?

 このケースと似ているのが、「原発労災裁判梅田事件」http://www.cnic.jp/6507 で、梅田さんも心筋梗塞を発症されていますが裁判ではやはり、因果関係を否定されていますね。

 昔から日本は絶対に低線量による被曝影響は認めないというのが、鉄則になっているんですよ。これこそが、ICRP(国際放射線防護委員会)の擬似科学を用いる日本の誤った、姿ですよ。何か言いたいことありますか?批判ならいつでも受けますよ!

2019年5月9日

船橋市海神:弓場清孝