今日の東京新聞の本音のコラムに鎌田慧さんが花岡事件について書いておられるが、敗戦間際に起こったこの事件は鹿島建設が関与する秋田県大館市の花岡鉱山で中国人労働者が蜂起し、捕らえられ拷問のうえ殺害された事件です。

      

 「七十三年前。その日の深夜飢餓と虐待に耐え切れなくなった中国人労働者たちが絶望的に蜂起した。あと一カ月半で日本は敗戦を向かえ、解放される。残念ながらその情報はどこにもなかった。

 「ウサギ狩り」といわれた強制連行の被害者たちだった。海に向かって逃亡した人たちが多かった。そこには遠く故郷に続く海が広がっていた。

 この事件での死者は百人余、捕らえられ広場に繋がれ、食事も与えられず炎天下に放置された。「死体検索書」に「敗血症兼熱射病」とあるのが、丸太で殴りつけられ、手当てなく野ざらしにされた姿を想像させる。」

(ここまで)

 

 当時、鹿島建設と国が企んだ歴史的な犯罪です。

ところで昨日の情報では働き方改革で、経団連が範囲拡大を要請して中西宏明会長が「裁量労働で早期の法案再提出を」と安倍政権の意向を汲んでいます。

 

2018/7/3

船橋市:弓場清孝