今日も旧キットの紹介です。
数年前に作りかけで放置していた
(塗装もそこそこしてたのに)
1/144 ジェガン↓を一応カタチに…。
墨入れもあんまりしてないし、マーク類の
貼り付けはゼロです。何を貼ったらいいのか
思い浮かばなくてちょっと迷っています。
劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
が公開された年のキットなので1988年製…。
36年も前なのですが、これがなかなかに良い
キットでした。このシリーズ初期に出た主役機の
ニューガンダムはまだしも、サザビーは悲惨な
出来だったことを考えると、短期間でものすごく
進化しています。
これが500円(消費税のない時代)で買えた
のってすごいなあ…。なのに当時は購入しません
でした。このキットには重大な欠陥があって、
ひじ関節の向きがおかしく(設定画どおりとはいえ)
前方向には曲がらないのです(「小さく前へならえ」
ができません(;^ω^))。あまりにバカバカしくて
意味不明でした。コストや価格との兼ね合いだと思い
ますが、定価が100円高くなっても、もう1カ所
関節を仕込んでほしかったです…。
なのでそこは今回改修しようと、ひじ関節のすぐ上
(上腕の下端)で切り離して、上腕内にポリキャップ
を入れて回転軸を追加です。上腕の上のほう(肩関節
のすぐ下)で作るのが通常ですが、ダボがあって仕込み
にくいなあ…となって(^_^;) あとは胴体の下端
(太腿の上)にフタをするためにプラ板を貼っただけ…。
イジった(工作した)のはそれだけです。
最近の造形と比べたら、ひざ下からすねまでのボリューム
が全然足りない感じなのですが、「逆シャア」のときの
設定画がそうなっているので、再現度は非常に高いです。
ただ、この機体が「F91」や「ユニコ―ン」など、
のちの時代まで長きにわたって活躍することになるとは、
このときは夢にも思いませんでした。見てのとおり、
「(貧弱な感じの)やられメカ=不人気」でしたし。
後年HGUC化されたときは、カトキさんがあらためて
バランスを見直してうまくデザインしてくれたのか?
今風のかっこいい造形になりました。かつての「やられ
メカ」の面影はほとんどなくなっています。
(しかも1/100のサイズ=MGで商品化されましたし)
あと、今回はシンプルな配色(ほぼ薄緑一色)なので
塗装は楽なのかな(旧キットのわりに)と思っていたけど、
細部の塗り分け(肩側面やバーニアなど)はものすごく
面倒だったので、うんざりでした(;´∀`)
そうそう… ビームライフを持たしてないのには理由が…。
1パーツ構成で厚さ2㍉くらいのペラペラの薄い感じ
(最初の1/144ガンダムと同じ(;´Д`))がどうしても
納得いかなくて。新しく作るか2つ分を貼り合わせるか
考え中です。これも価格が上がってもいいからちゃんと
したものにして欲しかったな…。
やっぱり脇役(ていうか、やられメカ)だから売れない
リスクを考えて、低価格にこだわったんだろうな…。
そんなわけで懐かしいキットですが、量産機好きには
たまらない良い商品ですので、良かったら次回の再販時
(いつになるかはわかりませんが)に、手にとってみて
ください。
それではまた。