今回は昨日の続きとなります。良かったらチェックしてみて下さい。

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12841319123.html

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12841319263.html

 

買収後の混乱 27日に買収したイーロン・マスクは、とりあえずCEO・CFOなどの経営陣を解任しました。一方、クビを切られた元経営陣もしっかりしててM&Aで買収された役員に多額の退職金が支払われるようになっており、詳細は不明ですが約1.2億ドル、178億円と言われてます。それで取締役会を解散して取締役はマスク1人となりました。

 

 

 買収前の10月20日に全従業員の75%を削減して2000人にする計画があるとワシントンポストが報じました。しかしブルームバーグが26日マスクは従業員の75%を解雇する予定はないことを報じました。しかし11月4日に全従業員の7500人のうち約半分の3700人を解雇したと主要メディアが報じました。マスク曰く、

 

「1日400万ドルの損失を出してるのでしょうがない」

 

 

 

売上は急激に増えていましたが、費用はさらに増えていました。さらに上場の際に投資家に向けた説明会で

 

「月間利用者数を倍にします」

 

と説明、非現実的な成長予想を示して正確な情報の提供を怠ったとして、投資家を欺いたとして約8億ドルの賠償になりました。2022年度も売上が伸びず、費用が爆上がりしました。ほとんどがオペレーションチームの報酬、研究開発費はエンジニアの報酬、販売費や一般管理費も人材への報酬が大半だったようです。従業員数は2018年度から2021年度で90%増加してました。

 

 

 2017年の第3四半期から営業黒字になり、この頃から機能が色々変わったり、ヘイトスピーチ対策強化などをし始めてるので従業員を増やしたのかと推測できます。2023年の1月にアメリカのCNBCがTwitterの実質的な従業員数は1300人という報道もありました。マスクはこれを否定。当然、日本法人のTwitterJAPANも対象となりました。それで、いろいろな噂が出始めました。

 

 

 例えばTwitterのトレンド操作、Twitter社のリストラが始まってからトレンドに政治的なものがごっそり無くなったという声が上がりました。他にはニュース欄の更新も止まり、記事が偏っていたという意見が出ました。あと、2020年1月に放送されたNHKでTwitter社内をを記載した番組がクローズアップされました。仕事中もTwitterばかり見てたり、ツイートし放題。金曜日の夕方から始まるティータイムでお酒を飲んでいたそうです。これ以外にも無料のお菓子ストックや週1回の社食のビュッフェなどTwitterの素晴らしい福利厚生も話題に。マスクは、

 

「サンフランシスコの本社で過去1年間に提供されたランチの年間コストは推定1300万ドルだ」

 

 

と、日本円で18億円とツイートしました。テレビ番組ではTwitterJAPANの社員数は4年で4倍に増えたと言ってたみたいです。この急拡大に関してドーシーは

 

「急拡大しすぎた、これは私の責任だ、正直すまんかった」

 

マスクはチームを再構成して、広告主体ではなくサブスクの売上を伸ばす方針です。買収前にマスクが投資家に向けたプレゼンでは、2028年までにサブスクの売り上げを100億ドル、売上全体を264億ドル、広告への依存度を半分以下にしようとしてます。またユーザーを9.3億人に増やし、従業員も2025年に1.1万人にするようです。これを実現するためにいろんな改変を継続すると思います。

 

 

 

 

最後に 正直、マスクになって経営的にはまともになり、人は減りましたがTwitterは順調に動いてるようにも見えます。リストラは何年かしないと本当の結果が出ませんが、あとあと大きな問題になることもあります。人を減らし、現場が限界で大きな事故につながる例もあります。また、Twitterはもはや1企業ではなくSNSのインフラですので、これらの問題は今後も話題に上がると思います。また「アラブの春」のようにSNSが時には国を動かすこともあり、政治家の重要な発信ツールになっています。これだけ生活に密着してるので今後も動きをチェックしていきたいですね。

 

 

にほんブログ村 株ブログへ にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ