今回は昨日の続きとなります。良かったらチェックしてみて下さい。

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12836077473.html

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12836077646.html

 

⑤サラリーマンをやめろ 最後5つ目「サラリーマンをやめろ」というもの。「なんてこと言うんだ」と文句を言いたくなりますが、実際の調査結果として「サラリーマンはかなり厳しかい」、億万長者の職業を調査したところ約半数、48%の方々が社長か経営幹部と言われる経営側、いわば雇う側の人たちでした。残りの人たちも大半が医者、弁護士、会計士と自分の腕次第で報酬が変わる、個人事業主でした。要は、会社から固定のお給料をもらって億万長者になってる人はごく少数だったんです。さらに、億万長者の詳細な回答内容を見ると「サラリーマンとして雇われてしまうことはリスクだ」そういうコメントさえありました。

 

 サラリーマンはリスクが低くて安定してる、と思われがちですが、億万長者の考え方だと自分の努力、成果によってコントロールできない、誰かに決められた固定の給料をもらい続けることは、自分でビジネスを起業することよりリスクがある。しかも彼らは起業するだけじゃまだリスクの取り方として足りない、みんなが手をつけてないような分野で起業しろ、すでに上手くいってる人がたくさんいて、ノウハウも確立されてるビジネスはライバルとの熾烈な競争に巻き込まれてしまい儲からない。つまり「サラリーマンをやめて起業しろ」さらに「まだまだ胡散臭いとされているようなビジネスにリスクを取って参入しろ」それが「億万長者への最短ルートだ」ということです。

 

 サラリーマン視点で少し反論しますと、考え方がやや古いように思います。今の時代、サラリーマンの傍らで副業できる環境が整ってきてるからです。つまり「サラリーマン」と「起業」2社択一という選択ではなく、どちらも同時並行できる時代になったということです。サラリーマンの安定した固定給、リスキーな企業での事業収入、組み合わせて稼ぐことが今の時代はできます。

 

 本書の億万長者たちにはサラリーマンの固定給なんて安定と呼ぶには心もとない、そんな風に言われてしまってますが、その微々たる金額、固定でお給料をもらえる安心感があるからこそ副業でやってるビジネスで大きいチャレンジに踏み出せる人も一定数いると思います。仮に失敗したとしても、またサラリーマンに戻ればいい、片足だけは常に安定したゾーンに入れておけるサラリーマン副業のメリットは大きいと思います。副業収入の爆発力とサラリーマン収入の安定感これらの相性は抜群だと思います。いきなり企業独立するより、穏やかなメンタルで、より大きく稼げると思います。

 

まとめ 今回は『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』について紹介しました。私としては「サラリーマンをやめろ」という鉄則が本当にじっくり考えるべき深いテーマだと思いました。サラリーマンでも副業をやれば1億円以上稼げる可能性がある、サラリーマンだっていいじゃないかと反論しましたが、裏を返せば「副業という形で起業しないと大きく稼げない」と認めてるとも言い換えられます。

 

 サラリーマンの固定給で1億円以上稼ぐのは難しいと認めたことにもなりますが、それはそうだと思います。サラリーマンの立場で、安定して年収600~800万円を狙うのは、再現性も高いベストな選択肢ですが、逆にそれ以上高い年収を狙おうとすると急に難易度が上がります。若いうちに1億円貯めようとするのはほぼ不可能に近い、なので本気で億万長者を目指すなら小さくてもいいので自分でビジネスを起こすのが必須になってくるように思います。

 

 ただ「本当に自分の幸せな生活に1億円が必要か?」も考えないとダメです。例えば、心理学者のダニエル・カーネマンの研究がよく引用されますが、幸福度のピークは年収800万円ぐらいがMAXと言われてます。年収800万円を超えると、どんなに稼いでも預金通帳の金額が立派になるだけでハッピー具合は変わらない人が多い。なので自分がどっちのコースを選ぶべきかを考えるべきだと改めて思いました。一度きりの人生、稼いで資産1億円の大台に乗っけたいでしょうか、幸せを十分に感じられる年収600~800万円ぐらいを安定的にリスクも低めで稼ぎ続けたいと言うんだったら起業、副業に手を出すより、サラリーマンとしての本業、仕事をきっちりやって転職でコツコツ年収を改善していった方が絶対再現性高いです。どっちが正解かは完全に好みの世界ですし、自分自身の問題ですので、後悔はないように選択していけばよいと思います。

 

 

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