今回は昨日の続きとなります。良かったらチェックしてみて下さい。

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12832697246.html

 

ネットワークビジネスの問題点 ネットワークビジネスの問題点の一つが敷居が低いことです。まず、販売員になるには会員となって、モノを仕入れて、消費者に販売します。数十万円ぐらいで始められ、特別なノウハウやコネがいらないため、比較的楽に始められます。しかも、いつ・どこでもやっていいので自由にやれます。なので、よく調べもせずに誰でも簡単にできると言われてやり始める、結局、参入障壁の低さで借金して気軽にやり始め、結果売れず借金だけが残ったというケースが多発しました。

 

 実は、ネットワークビジネスは企業側にとってもノウハウを除けば参入障壁が低い、広告費は発生しない、商品の仕入れルートがあれば、販売員からの発注を回せばいい。販売員に先払いしてもらえれば資金の心配もいらない。そういうことでノウハウを学べばビジネスモデルをコピーして、新しいネットワークビジネスを簡単に始められます。悪質な業者も出てくるようになり、販売員へのインセンティブを無理に高め、経営が悪化して倒産なんてことも発生します。

 

 2つ目の問題が結果のみのインセンティブ体型や評価です。ノルマはありませんが、毎月一定量の購入が条件になっているケースがあり、売上が購入代金を超えなければ赤字になります。さらにランクみたいなのがあり、それでマージン率が決まったり、特典みたいなものがあります。その中には、一定期間規定の販売量を超えるなどの条件があります。それで下のメンバーに圧力をかけるケースもあるようです。こういう環境を作り出しているのが問題点です。最後の問題が勧誘、いろいろとトラブルの話があり、その勧誘の手口などを紹介します。

 

手法とはまり方 ネットワークビジネスの被害者で多いのが20代や20歳未満の若者が多く、特に大学生が被害に遭う例が多いようです。勧誘者は比較的世の中を知らない若い子を狙います。20歳を超えればクレジットカードも作れ、お金がないのに買い物ができる魔法のカードが手に入り、他人のお金で買い物をしてる感覚の人も少なくないと思います。親元を離れて暮らしてたり、交友関係がま

だ出来てなく相談相手が少ないのも要因です。それで業者はTwitterやインスタなどのsnsやマッチングアプリで勧誘してるようです。

 

 よくある手口として、SNSでブランド物を身につけたり、高級車をしてお金持ちアピールをしたり、世界中旅行して時間があるアピールをしたり、若くてキレイな女性や有名人などと写真をとって交友関係の広さをアピールしたり、お金を持ってる割に自由な時間を持っていて、交友関係が広いとアピールをしています。職業は自営業や経営者、広告関係や自由業などと謳うケースが多いです。

 

 マッチングアプリの場合であれば、職業や年収をフィルタリングできるので、業者は結構利用してるようです。狙われやすい職業として、保育士、モデル、アパレル、ダンサー、工場関係者なんかが狙い目で、ブラック体質や将来不安な職業なんかが狙われるようです。モデルなどは容姿がいいので仲間に引き入れたときに大きな力になります。あとは意識高い系の人などが狙われやすく、プライドが高く、口で言うわりに行動をしなくて、おいしい話に乗りやすいです。立場が弱い人なども狙われやすく、具体的に学生時代の後輩や会社の部下などです。新人の人はまず親兄弟、親戚や友人をリスト化して、勧誘を始めることが多いです。

 

 次に彼らの勧誘の仕方です。手口が洗練されてマニュアル化されてることも多いようです。まずは知り合いやSNSを通じて集まり、経済や自己系初のセミナー、読書会、目的不明のパーティーに誘います。その集まり自体が勧誘場所のケースもありますし、そこから投資セミナーなどに誘い込むこともあります。ホテルの貸し会議室とかに呼べば、大人の雰囲気で騙されるわけです。そこで司会みたいな人が講師を事前にこんな感じで紹介します。

 

「大手広告代理店でトップセールスを記録し、その後独立し成功」

「世界各地に会社を持ちプライベートジェットで世界を飛び回っており、忙しい中今回いらっしゃいました」

 

という感じで人生の成功者みたいな人が現れるわけです。ちなみにこういう講師を事前に持ち上げるやり方をT‐upと呼ぶそうです。その成功者と言われている講師はだいたいこんな感じのことをいいます。

 

「今後、日本は高齢化社会で不景気になり、国や企業あてにならなず個人で稼ぐことが必要になる」

「金持ちは労働で稼ぐのではなく不労所得で稼ぐ、そして不労所得を得るの働き方を変える必要がある」

 

それで周りはなるほどと感心します。ちなみに周りは桜のケースもあるようです。ひっかかる人はこう思うわけです。

 

「凄い人だ。憧れる。私も頑張って不労所得でお金持ちになりたい。普通の会社員で終わるなんて嫌だ」

 

こういうセミナーを繋げていって、ネットワークビジネスの勧誘やセミナーに持っていきます。ちなみに勧誘するときはプレゼンする人と連れてくる人は分かれることが多いです。この手法をABCと言います。なれてる人はここまで持って行けば大体契約させることができるようです。

 

 ここからはさっき言った通りトラブルが続出するケースが多いです。まず、親族や友人関係に片っ端から話を持ちかけるので、人間関係が崩壊していく可能性があります。契約すればとりあえず買い込みをしなければいけません。この時クレジットカードやリボ払いなどで購入し、負債を作ります。その後こう言って仕事を辞めます。

 

「仲間がみんな仕事を辞めて楽しそうにやってるから」

 

それで今度はバイトを始めます。それで表彰されることもあります。本当に全部実績が出た結果ならいいですが、自分で買い込んで自爆営業をした結果で表彰されます。それで花束をもらい、表彰されチヤホヤされるわけです。さらに買い込んでタイトルやランクを維持しようとします。それで借金地獄に陥る。ことがあるのでネットワークビジネスは危険と言われているわけです。

 

エンディング ネットワークビジネスが危険というのは色んなトラブルに巻き込まれる可能性があるためです。ネットワークビジネスの本部はクリーンな会社なこともありますが、勧誘や借金での問題が後を絶ちません。それに、ネットワークビジネスは確かに儲かる人もいますがほんの一部です。最高の支払率に達している人は全体の0.003%程度しかいないようです。

 

 勧誘する側もなんとかビジネスを成功させるためにマニュアルを使い必死になっているわけです。ネットでよく勧誘者を撃退するみたいなのがありますが、ああいうのは素人がやると危険で、それっぽい勧誘があればとりあえず誤魔化して回避するのをおすすめします。相手側も様々なケースを想定して対策をとってたりするプロなので、不安なら周りに相談しましょう。

 

 

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