ネットワークビジネスとは ネットワークビジネスには色々ありますが、まず「ねずみ講」別名「無限連鎖講」があります。例えば、指定の会員になって本部に1万円払います。この会員が新たに5人の会員を勧誘できたとしましょう。入会金5万円が手に入り、3万円を懐に入れ、2万円を本部に納めます。さらにその勧誘した会員がそれぞれ5人の勧誘に成功したら、10万円が入り、そのうち4万円を本部に納めます。理論上は上位の一部の人は儲かりますが、下位の多くの人は破綻した時に損失を被ります。

 

 「マルチ商法」は「ネットワークビジネス」の俗称で「連鎖販売取引」や「マルチ・レベル・マーケティング」とも呼ばれてます。ネットワークビジネスは基本的に物品や役務の提供を行うビジネスです。ネットワークビジネスの多くの場合は会員となってモノを仕入れ、口コミで販売をします。その購入者が会員となり、新たに勧誘して会員にします。会員は商品を販売することによってインセンティブが発生します。さらに自分の下の会員が販売してインセンティブが発生すれば、自分にもインセンティブが入る仕組みとなります。このネットワークビジネスで一番大きいところが「アムウェイ」であり、アムウェイについて紹介します。

 

アムウェイとは アムウェイはアメリカでリッチ・デヴォスとジェイ・ヴァン・アンデルが創業しました。彼らはもともと航空機ビジネスを行ってました。その後も船のレンタルやレストランを経営し、飛行機は12機、パイロットは15人を擁する企業へと成長しました。順調な経営をしていたある日、ジェイの両親が栄養補助食品を又従兄弟から購入し常用していました。この栄養補助食品は小売などの中間業者を通さないで口コミや販売員が商品説明し、直接販売をする方式でした。

 

 ジェイとリッチはこの販売方法に興味を持ち、特約店と契約してこのへ栄養補助食品を販売する事業を始めました。予想通りビジネスは順調でしたが、栄養補助食品の会社と特約店が仲違いしてしまいました。2人は販売員の組織の中では力を持っていたので、他の販売員を集めて会社を興すことにしました。この会社が「アムウェイ」となります。

 

 当初は洗剤を販売してました。当時、主流の石油系洗剤が評判が悪かったのでよく売れてたようです。その後も栄養補助食品や美容関連、空気清浄器や浄水器など商品の種類を増やしました。アムウェイは自由、家族、希望、報われることを理念としていて、ビジネスにおいて販売員には平等に機会を与えて大切にして、高い製品開発の能力を有しており、高品質な商品を提供、社会貢献活動にも積極的に取り組んでます。

 

 日本には1977年に進出し、高度経済成長や女性の自立によりアムウェイの活動は大きくなり、2019年12月期における日本アムウェイの売上で957億円となっております。アムウェイ全世界での売上高は2015年で約1兆円です。199以上の国と地域で展開していて、300万組以上の販売員が存在します。ネットワークビジネスはアメリカが特に大きく、アメリカ市場全体の売上が3兆円あり、次いで中国、日本が多いようです。日本は昔から中間層が多かったことや村社会的な風潮が促進させたのが要因だと思われます。

 

アムウェイの仕組み アムウェイのネットワークビジネスについてですが、やりたいと感じません。まず商品についてですが、分かりにくい。「図解ひと目でわかる日本アムウェイ」という書籍で、ヘアケアーやボディーケアーの製品説明はこんな感じです。

 

「アムウェイが長年の毛髪研究の結果、開発に成功した独自の選択補修成分エナジューブを配合したのがヘアケアシリーズ」

「肌に優しく潤いを与えるだけでなく、肌の健康と密接に関わる皮膚のバリア機能に着目した独自の複合植物保湿成分」

「PEC5配合で肌をやさしく整えるのがボディケアシリーズ、PEC5とは皮膚にうるおいを与えて整える成分のことで、メドウフォームオイル・シアバター・サフラワーオイル、レシチン・スクワレンからなる複合植物保湿成分となっている」

 

というような説明が45ページにもわたっています。感想としては「そいつはすげぇ」としか思えませんでした。

 

「海外の研究機関で研究されて、効果的な独自の成分が入っており、いろんな検査をパスしてます」

 

という繰り返しなので、その成分や検査が凄いのか、どうか分からなかったです。

 

 

 

 ネットワークビジネスの製品は日常的に使って、かつ商品の効果が分かりにくいものが適しています。会員の人はアムウェイから商品を仕入れて消費者に販売します。商品は希望小売価格の2、3割引で仕入れられます。これに基本ボーナスが28.75%に加えて追加ボーナスがもらえます。ただし、この基本ボーナスのうち21%は業績に応じて変動しており、最初は3%からです。

 

 業績は、商品ごとに付与されているポイントバリューというものがありますが、例えばサプリメント、標準小売価格は5970円、このポイントバリューが3110です。そして21%の率にするには月150万PV(ポイントバリュー)が必要です。つまり、これを毎月500個を販売する必要があります。ただこのPVは自分でグループを形成し、全体で150万PVを達成すれば良く、上にも下にも報酬がいく仕組みとなっています。新しい人でも公平にして、成果を出した人には報酬が支払われる仕組みになってます。継続的に購入するものが多いので、そこまでぶっ飛んだ価格設定じゃありません。ただ、商品が値段相応かどうかは私には分かりません。アムウェイはヤバイというイメージがありますが、アムウェイというよりネットワークビジネスです。

 

また明日も紹介しますので、良かったらチェックしてみて下さい。

 

 

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