旧北陸本線の敦賀から今庄間の間に、杉津駅があった。かつて大正天皇が行幸列車で通過する時に、その絶景に見ほれて発車を遅らせたという話もあるらしい。
現在は、北陸自動車道の敷地となっていて遺構は何も残っていない。
ここは、廃線跡を転用した県道から、杉津パーキングエリア内に立ち入る。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/64/bb/j/o0614046114434284280.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/32/b6/j/o0614046114434284328.jpg?caw=800)
すごい景色ですねえ。
景色を堪能したあとは、トイレを借りよう。たまたまいたトイレ掃除のおばあちゃんに聞いてみる。「ここのどこらへんに、杉津駅はあったのでしょうか?」
「昔のことだからわからんねえ」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/87/f8/j/o0614046114434284361.jpg?caw=800)
さて、これから先はまだまだ長いぞ。
敦賀から5本目のトンネルである、第一観音寺隧道。ここも短い。
第一観音寺隧道
敦賀市大比田~横浜
延長82m 明治27年竣工
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/e2/bd/j/o0614046114434284404.jpg?caw=800)
扁額だが、たぶん土木遺産に認定されたときにでも新調したのだろう。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/8d/45/j/o0614046114434284453.jpg?caw=800)
レンガ積みのアーチが本当に美しい。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/b3/cb/j/o0614046114434284486.jpg?caw=800)
短かったので、あっとうまに過ぎ去る。
6番目のトンネルは、第二観音寺隧道
第二観音寺隧道
敦賀市大比田
延長310m 明治28年竣工
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/75/8b/j/o0614046114434284530.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/e6/92/j/o0614046114434284569.jpg?caw=800)
こちらも、蒸気機関車の煤煙で黒くなった部分と、苔がついた部分のコントラクトが大変いい。たしかに、いいのですが、なぜか鳥肌がたつ。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/0e/d3/j/o0614046114434284625.jpg?caw=800)
人工美のような自然美のような、絵画のような。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/a0/5d/j/o0614046114434284682.jpg?caw=800)
今庄側から振り返った、坑口。
このトンネルは、入口からカーブがあって奥が見通せなかったので、侵入するのに躊躇する。
へたすると、対向車が来たら、延々とバックする必要があるくらい狭いし。なんせ、単線の線路跡やし。
とりあえず、侵入前に前方のライトを確認して、対向車がいなければ、パッシングしながら進むことをお勧めする。ちなみに、トンネル内でホーンを鳴らすと反響して、めっちゃ怖いし。
とりあえず、侵入前に前方のライトを確認して、対向車がいなければ、パッシングしながら進むことをお勧めする。ちなみに、トンネル内でホーンを鳴らすと反響して、めっちゃ怖いし。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/13/masatochinu/f8/53/j/o0614046114434284735.jpg?caw=800)