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声「確かにあなたにはお笑い的に」
「聞こえているのでしょう」
私「それならば、聞きたくないことです」
「きっとバカげたことなのでしょうね」
(続く)
《オリオン・ミッション…マジックリアリズムNO401》
おそらく人の日常レベルでは、宇宙連合はそのようなバカげたこととして…そしてお笑い的に存在しているのだ。自身の内なる能力に目覚め、宇宙的存在とのコンタクトを積極的に行うことを覚えた人は、自分のことを発狂しているのだとは思わず、選ばれた人間だと思うかもしれない。
それどころか、さらにその上に《特別な…》という言葉をつけて自らをイメージし始めるのだ。そしてその中からある人々は宇宙教の布教活動までし始める。UFOや宇宙人との遭遇体験は主観と客観の極端な対立として描かれてしまう傾向がある。
一方はそれが存在すると主張し、なおかつ彼らとの交流についてイキイキと語る。対立するもう一方はバカげている、そんなものは妄想でなければ、単なる嘘の物語だと笑い飛ばす。前者はほとんど宗教的な信者のような扱いを受け、後者はどんな証拠を持ってこようとも頑強に宇宙人を否定し、ひいては人類も、自らも否定するというネガティブ教の信者だ。
そこには本当に大切なことは宇宙人ではなく、内なる宇宙なのだという気づきが全くない。対立している両者が、ともにわかっていないのだ。それが物質界より、もう少し波動の高い世界で起きている、もう一つの現実だ。
そのような認識なしに、プレアデス人だのアークトゥルス人だのと言ってみたところで何も始まらない。それが自称チャネラーや、成りすま師霊能者や、超高次元のお花畑で舞い踊っている笑スピさんたちの、底なしに可笑しいところだ。
真に重要なのは宇宙の存在ではなく、内なる宇宙であり、笑スピさんたちが意味もわからずに使っている口癖…波動が高いというのは、実際のところ何を指しているのやらが問われる。内なる宇宙、内部知覚、内部宇宙とは心の世界のことではないのだ。
それはもったいぶった心理学や難解で前衛的な哲学などではない。そのような安易な理解しかできない笑スピ笑ヘミさん達が、内なる宇宙を《文学的宇宙》という、バカげたステレオタイプとして広め、貶めてしまうのだ。
内部宇宙をマジックリアリズムの類として、定着させられてしまってはたまらない。百年の孤独を人々に強いるつもりなのだろうか。笑スピさんというのは薄気味の悪い連中だ。書店のスピリチュアルコーナーの書籍や、スピ系のブログに書かれていることは、全てそのような空恐ろしく程度の低いオカルトまがいばかりだ。
内なる宇宙とは無限の宇宙コスモスオリオンのことだ。それは死後世界でもあり、別の言い方では魂のことだ。魂とはあなたの身体の内部にあって、ハートのチャクラでぼんやりと灯っている光の塊ではない。それはただのチャクラだ。魂とはあなたの肉の内部にはない。
(続く)
マサト