エデンの園…オリオン・ミッションNO330 | ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

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なぜなら私も同じものを見てきたからだ。ただし私の体験は彼よりもずっと以前…55年前から始まっており、それは終わることなく絶えることなく今も継続中だ。彼の本はチャネリングではない。5000年後の未来に転生した彼の体験なのだ。

 (続く)

 

《オリオン・ミッション…エデンの園NO330》

実在するハンクが仮にも学者でも大学教授でも研究者でもなく、もしや詐欺師であったのだとしても、私が見ているのと同じ未来世界を見ている人物が、少なくともこの地球上に一人はいるという事実を知ることができたのだ。

 

彼が見聞した地球の未来の記録《スピリチュアル・ウォーカー》は、幽体離脱特有の体験からくる特徴的な、克明かつ迫真の描写に満ちており、読んでいてぐいぐい引き込まれてしまう。幽体離脱というのはこの生身の肉体で感じる以上の体験を伴うのだ。

 

それはいつどんな場合でも、ということではない。物的証拠や証明を持ち帰れる可能性が少ない、あるいは殆ど無い幽体離脱には、決して忘れることができないほどの強烈な体感を伴った体験が必要なのだ。そのときには自然にそうなる。これは体験者にしかわからないだろう。

 

笑スピさんたちは、それを《盛る》とか《誇大表現》とか《話を膨らませている》とか、そんなふうにしか感じられないだろう。そのクセ自称霊能者や成りすま師救世主様にはノコノコとアホみたいにくっついていく。そんな人達はスピリチュアルよりも盆栽いじりがお似合いだ。

 

この本の何処にも《イエティ》は出て来ない。5000年後の人類は輝かしい未来を築き上げることはなく、文明の全てを失っているのだ。その痕跡と記憶すら失い、森とジャングルで彷徨い、生きながらえているだけだ。今にも自然界の脅威に飲み込まれようとしている。

 

文字など、それがどのようなものであったのか忘れてしまっている。文字があったことすら知らないのだ。そこは滅び行くエデンの園であり、人類は裸の住人となって言葉すら失いつつある。彼らは最終的には動物へと…猿族イエティへと還っていく。

 

滅亡の惑星、火星に転生することを選んでしまった人々の前世はそこへと、5000年先の人類の未来へと繋がろうとしているのだ。そのようなことを書いていいものかどうか、ハンクは大いに迷ったのだ。

 

《スピリチュアル・ウォーカー》は日本では1996年6月に翻訳が出版された。私が読んだのはその年の7月、一ヶ月後のことだった。科学者である著者が、この何気に始まった強烈な幽体離脱の体験を、受け入れることができたのだろうか。それとも彼は解釈したのだろうか。今ではすっかり忘れてしまった。しかしこれは重要なことだ。

 

幽体離脱体験者の多くは、せっかくの体験を解釈してしまう。実際にそんなものはなかった…あれは白昼の妄想だ…体調が、心が、精神がおかしくなってしまった…しかしそこには何らかの意味があったのだ…そんなふうに解釈し自分のプライドを慰めようとする。

 

著者が異常な体験をどのように受け入れたのか私は知らない。しかし彼が目撃したのは5000年後に転生している彼自身の姿だった。

(続く)

マサト