人は働く動物?…オリオン・ミッションNO182 | ヘミシンクピンポンパン

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いないはずの誰かがそこにいたのだ。それは誰だ?その誰かの視点が今ではあなたの記憶になってしまっている。もしやあなたは記憶とか、思い出というのはそのようなものだと思い込んでいるかもしれない。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…人は働く動物?NO182》

思い出写真には写らない、写っていない、誰かがそこにいたのだ。その人物があなたの記憶という写真を撮った未知の存在だ。あなたの記憶はその様になっているのだろうか。もちろん全てである必要はないが、あなたはそのことを不思議に感じたことはあるのだろうか?

 

あるいはそのように記憶を並べ替えたのだろうか?それとも記憶というのは全てそのようなものですよと、あなたは訳知り顔に講釈なされる方なのだろうか。あなたの脳内の機構がその思い出の場面を編集し、再構成させたのだと仰るのだろうか?

 

そしてそれを裏付けるように、脳みその科学者や心理学者たちは、下衆の勘ぐりのような説明をするのだろうと、そんなことが十分想像される。すると素早く自称霊能者や成りすま師超高次元の預言者たちは、その学者さんたちの御高説に乗っかってくるのだ。

 

腐肉に群がるハイエナのように、彼らはそれを食い散らかす。丸暗記して、笑スピ信者さんたちにありがたい説教をなさる。脳科学者たちの研究成果はスピリチュアルに接近し、裏付けてくれるなどと、得意の知ったかぶりが始まる。脳のことなど、まだほとんど何もわかっていないというのに。

 

それはこれからだ。精神の先生たちの学説はユングをピークにして、それ以降年々日を追ってズルズルと後退し続けている。ユングとちがい、死後の世界をあっさりと黙殺した彼らの研究成果と新説は、どんどん色褪せ魅力を失っている。

 

そしてある日を境にして、地の底に向かってまっしぐらに墜落してしまったのだ。今では地獄の底を這いずり回るゴキブリみたいなことしか、彼らの口から出てこない。産業心理学になってしまったからだ。

 

心も体も健康な人はしっかりと働きなさい。死ぬまで働けと仰る。そうでない人には睡眠薬と麻薬を与え、それで治らなければ檻に閉じ込めておけという。それで完了。不思議なことなど何もない。悩むこともない。

 

超常現象など世迷言。超現実的知覚はSF。神秘現象は妄想に過ぎないのだそうだ。産業心理学は、人は働く動物だと教える。人は生産性と金が全てなのだ。それは科学全般に言える。金にならないもの、金に変換できないものは、愛ではないのだ。

(続く)

マサト