声「現在のあなた方の体制が過去をつくりだしています」
私「靖国という国家護持の体制意識が八甲田山を生み出している」
「ということですか」
「それともまさか…すべての過去が現在から」
「つくりだされている、と言っているのですか」
声「そうです」
「全ての過去が今この瞬間、あなた方から生まれているのです」
私「それは恐るべき衝撃的なことではないですか」
(続く)
―――――――――――――――――――――――
《死の行軍、八甲田山遭難事件…過去を創造するNO5》
「それはそういう哲学…なのですか?」
声「歪な哲学や風変わりな思考ではありません」
「単なる事実だと言っているのです」
私「では我々の歴史はどうなるのですか」
声「紙に書かれた…という意味ですね」
私「そうです」
声「あなたの頭にそれらが全部つまっているのですね?」
「昨日の夜のご飯のメニューも覚えていないあなたが」
「我が事のように人類の歴史が全てつまっているというわけですね!」
「そしてあなたが人類の歴史を取り仕切っているというのですね!」
私「昨日の晩のおかずは…確かに忘れていますが」
「それはともかくとして」
「歴史は常に誰かの頭の中にあります」
「私は知らなくても誰でもそれなりのことを」
「それなりに知っています」
「あるいは図書館とか書店の本とかに」
「あるいは政府がそれを管理しています」
「記録され、どこかで厳重に保管され」
「管理されています」
声「歴史は決まっている」
「わかりきったことだと言いたいのですね」
私「そうそう、それです」
「いろいろと発見があったりして変わったりもしますが」
「基本的な歴史の流れくらいは決まっています」
「それが根こそぎひっくり返ってしまう」
「それどころか歴史などはなかった」
「歴史はいま我々の脳内で創造されている…!」
「などということが、あるとは到底考えられないのです」
「歴史は先端分野の科学とは全く違います」
「実際にあったことの記録です」
声「そうなんですか?」
「あなたはたった今、それは政府が管理しているといったのでは?」
「あなた方はその歴史という基本的な流れが」
「本質的に間違っていたということをこれから知るでしょう」
「全ては今、この瞬間にあるのです」
「現在を強く縛っている体制は過去をさえ」
「支配しているということを忘れないように」
「アセンションはあなた方の気づきを革命的に加速し」
「あなた方はこれから驚くべき発見をいくつも」
「成し遂げ、それによって変貌していくのです」
「変化し変貌するという現実」
「これからあなた方は、さなぎが蝶に変身するように」
「奇跡のような変容を体験し、今その最中にいるのです」
「もちろんそれはアセンションサイドの現実です」
「いまディセンションへとまっしぐらに向かっている人々」
「私は選ばれた特別な人々だと主張してやまない人々のことですが」
「人類の中で33%ではなく、わずか3%しか」
「アセンションしないのだと確信しているような人々」
「選民思想に凝り固まった人々のことです」
「これは特定の宗教組織のことではありませんよ」
「どこにでもいる人々の中にさえこのような」
「命の傾向を持った人々が幾らでもいるのです」
「彼らは変化など望まないのです」
「変貌する現実などあってはならないのです」
「何故なら選ばれたと信じている人々にとっては」
「今いるところが最高なのですから」
「彼らは至高の聖所にいると信じており」
「神に選ばれたと信じているのです」
「あるいは次に選ばれるのを待っているのです」
確かにそうだ。そのような人々が人類の33%いるのだ。
声「過去が現在によって支配されている」
「歴史が操作されている」
「それが根こそぎひっくり返ってしまう」
「そうしたことがこれから起きたとしても」
「少しも突飛なことではないでしょう?」
私「歴史が捏造されているというのは」
「大方の人はそう反対しないと思います」
「それによって過去が、現在の体制に」
「支配されているというのはよくわかりますが……」
(続く)
マサト