HAARPは順行を司る…幸運をもたらす?全惑星順行(APDM)NO9 | ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

 

私は彼に話しかけようとしているのだが、またしても意識は深く沈み始めクリックアウト寸前となり、ヴィジョンは言葉にし難いものとなった。ノートにはわけの分からないことが記録されており《ここに入るのに順位??がいるとか、私の順位が低い》とかそんなことを書いていた。ここというのはこのステーションのことなのか、それとも通路の先の方を指しているのかわからず、順位はまるで偏差値みたいなものを思わせ、実に嫌な感じがしていた。

(続く)

 

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《幸運をもたらす?全惑星順行(APDM)…HAARPは順行を司るNO9

さらに誰かの声が聞こえていた。それは《失礼じゃないか》と叱っており、あるいは怒っているのだろうか、何か揉み合っているような印象があり、そして最後列にしがみついている誰かが見えた…とノートにはそんなことを書かれており、たぶんこのステーションを訪れている大勢の人々がおしあいへしあいして行列を作っているさまが想像できたが、それは簡単に言葉にできるようなものではなくうまく言えない。

 

何とかこの部分をもっとよく見ておきたいと思った、私はここでいくらか意識を取り戻し、宇宙連合の職員?らしき高島政宏ガイドに質問してみた。

 

私「ここは何処です?」

高「我が家ですよ」

私「我が家??」

高「覚えていませんか」

 

高島ガイドはぶっきらぼうにそんなことを言った。《我が家》と言われても…私は何かを思い出そうとしていたが、またしてもここでクリックアウトしてしまった。それは一瞬であったように思うが、次に気がついた時は、どういうわけか振り出しに戻っていた。

 

私は再び暗黒空間からこの宇宙ステーションを見ており、しかしそれは先程見たものとはもう既にいくらか姿を変えていた。それは別のステーションだったのかもしれないし、あるいは私自身の変化の表れだったのかもしれない。決定的に違うのはリングを繋いでいる中央部から放射状に数本、伸びていたスポークが一本しかないことだった。

 

まるで40年代から60年代のシトロエンの一本スポークのハンドルみたいな形をしており、スポークというより、そこは幅の広い構造体で2CVではなくSM的だった。そして例の三角屋根は中央ではなく、この幅の広い構造体がリングと結びつく先端にあり、ゲートはリング上にあった。そこに二人の人影が立っているのを見つけると、そこへと私は引き寄せられていった。

 

ゲートの中は先程と同じく光の通路で、この二人の影が私を案内してくれているのか私は彼らについていった。もう一つ別のヴィジョンが私には見えていたのかノートには不思議な姿の存在が大きく描かれていた。つり上がった目に高い鼻、そして堅く結ばれた口、頭部は顔だけ覗かせ、それ以外は薄い皮膚のようなマスクに覆われ、目の上に位置する辺りから昆虫の触覚を思わせるようなアンテナ状のものが突き出ていた。

 

彼らは、私には黒い影としてしか見えていなかったのだが、これが彼らの姿だったのかもしれない。いかにも宇宙的なスタイルだったが、私はこの時これが何なのか全くわかっていなかった。さらに別のヴィジョンが見えてきた。青い海にギザギザの海岸線が海原に臨みかかるように突き出し、果てしもなくそれが水平線と地平線の彼方へと伸びているデルタ型の大陸だった。

 

誰にともなく私はこのヴィジョンについて質問していた。

私「これは何ですか」声が応えた。

声「これから起きることです」

私「では地中海に向いていますか?」

声「概ね…そうです」

 

声はいま私の前を歩いている、この触角を持ったマスクの存在だったのだろうか。ノートにはそれらしいことが何も書かれていない。ようやく私にもこのステーションが運命を司っている、いつもの運命の車輪であることがわかってきた。宇宙連合のこの設備は物質界でHAARPと言われているものの高次存在なのだ。地上に生きる我々がその電磁波兵器を受け入れることで彼らは近年になって影響力を行使できるようになった。

 

《これから起きること》というのは、中近東の何処からしいのだが、それはかなり高いところから見ている地形で、しかし私にはこのデルタ型はまるでピンとこなかった。するとすかさずこれは南北が逆転しているのだという説明が入った。つまり見慣れた地図や地球儀を上下反対にみているのだ。

 

それらしきデルタ地帯はソマリアとかイエメン、サウジ、エジプト、オマーンと幾つかあったが何処もかしこも既に火がついているところだった。まだこの上に何かが起きても核爆弾でも使われない限り、誰も驚かないどころかニュースにもならないだろう。しかしHAARPのアンテナは今ここに向けられているらしいのだ。そのため私は奇妙なことを喋っていた。

 

私「注意しすぎで、そのくせ集中がブレるんだよねぇ」

声「そうです、さあ行きましょう」

私「何処へ?」

 

《地中海に向いていますか》と私が聞いていたのはこの電磁波兵器HAARPのアンテナがいま何処に向けられているのかという質問だったのだ。非物質界の私はこのステーションの管理者であり、そこではトムと呼ばれパートナーのもう一人のトムとして私は今もそこにいるのだ。ワークでたまに会うとき以外は、交信は途絶えたままで、その都度私はステーションをビジターとして訪れ、いつも質問するはめになる。

(続く)

マサト