NO―2114
2013年8月15日 木 AM6:50~7:10 20分
CDはSOコード
ミッション
ヘミシンクで終戦記念日を体験してみた。
米国、イギリス、フランス、カナダ、ロシアなどは
9月2日を終戦記念日としているようです。
戦勝記念日、終戦の記念日、終戦の日、
ポツダム宣言の受諾を、各連合国政府に通知した日、
降伏文書に調印した日等、
終戦の日と言っても各国各様、諸説解釈が
あるようです。
ドイツは1945年5月8日、一足先に降伏しました。
降伏を宣言したドイツと、降伏を終戦記念日
という言葉でごまかし、感傷に耽り続ける日本。
この違いは何でしょう。
―――――――――――――――――
目を閉じスタートする。
石畳の広い場所に大勢の人々が
集まっていた。 どこか広場のようだった。
石畳ではなく、白い砂利だったかもしれない。
誰も彼もが、殺風景なグレーの
同じデザインの服を着ていた。
横一列に並び、この集団の列は広場の向こうに
広がる丘のように、低い山々の峰にそって果てし
なく続いていた。
あっちの道路や、こちらの町、この何処だかわからない
世界に、ず~っと連なっていた。
そしてまるでどこかの独裁国家か、何処かの宗教団体の
マスゲームのように、お辞儀の波が、ず~っと
のたうち回る、一匹の蛇のようにこの行列を
果てしなく伝わっていった。
集団に参加している一人ひとりは、
誇らしげな顔をしていた。
みんな日本人だった。
胸を反らして、アイロンで無理やり背筋を
伸ばされたみたいなポーズで、どこかの
独裁国家や何処かの、新興宗教の団体の
信者みたいに「陶酔」していた。
顔は笑っていたが、みんな同じ写真を
貼り付けたみたいに同じ笑い顔だった。
「個がないのです」
「あなた方は、今も集団で生きています」
「それは良い事なんですか?」
バシャールは日本人に「個」が確立されておらず
「個」が無く、蟻や蜂や、ゴキブリのように
集団で生きていて、しかし、それに対して
良いとも悪いとも云わなかった。
ヴィジョン変わる。
夜の闇と夜の光が狂宴する、巨大都市が見えた。
幅の広い道路に人々の集合による輪が幾つも
つくられ道路を占領していた。
装甲車両が周りを走り、銃を肩に担いだ
兵士達が出動し、物々しい雰囲気だった。
デモとその鎮圧部隊ではなかった。
政府とメディアの洗脳とマインドコントロールによって
「自発的」に動き、集まった国民と、自立した国防軍に
よる国家賞揚の集会だった。
君が代が歌われ、その他郷愁と愛国心をそそって
止まない、戦前の5音階の詩が歌われていた。
日本国中に緊張感が張り詰め、それに
反比例するように、多くの人々は
浮き足立ち、沸き返っていた。
日本国民は久しぶりの、張り詰めた空気に
密かにワクワクを感じ、高揚する一体感に
祖国愛と、酔いにも似た痺れを感じはじめた。
老いも若きも、久しく感じたことのない
充実と楽しみの中にいた。
挙国一致、大同団結、富国強兵、世界は一つ…、
言葉に酔いしれ、熱狂の渦に巻き込まれ、
景気は急上昇していた。
日本中のあちらこちらで、何処かの宗教団体
もどきのマスゲームが行なわれていた。
神輿が担がれ、一糸乱れぬシンクロダンスが
自発的に学習され、イベントで披露され、
それらは「祭り」と呼ばれ、参加しないものは
孤立し、村八分にされた。
CDはここで終わった。
私はバシャールに「ありがとう」
と言ってワークを終了した。
《8・15終戦記念日、レビュー》
日本は昔と少しも変わっていないようです。
「愛国心を持つなら地球にもて、魂を国家に管理させるな」
というのは、ロック界の天才、ジミ・ヘンドリックスの
言葉です。
彼は1967年のモンタレー・ポップ・フェスティバル
でワイルドシングを演奏する前に観客に向けて
こう呼びかけたのです。
「皆の心から国境を消すために俺が考えついたことは
唯一つ、愛国心を持つなら地球の詩を歌おう。
魂を国家に管理されてたまるか」
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
マサト