金環食体験NO2 | ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクと幽体離脱体験記

後ろに円弧を描く地平線が見えている。

上から圧倒的な迫力で覆いかぶさってくる巨大な

リングは私が今、土星評議委員会とコンタクト

していることを示している。

(続く)









この土星の衛星に、広大な凍りついた世界があった。

氷の平原の中央には、そこを真っ直ぐ残酷に無残に

引き裂いた巨大なクレバスが見えていた。


果てしなく地平線まで開いた口は、

恐怖を叫んでいるようだった。

クレバスの左右の絶壁は、吹き出る青い血が

凍りついたようであった。

ここで何か恐ろしいことが行われたのだ。


ヴィジョン変わる。

高架を走っていく新幹線と、

その下の幹線道路が見える。

日常のありきたりな光景。

しかし、私には潰されそうな

重苦しい日常に見える。


            「それもあなたです」

「私の近未来ですか?」

            「そうです」

「こんな所にいるのですか?」

            「セミナーです」

「受ける予定はないのですが」


ここはセミナー会場の近くらしい。

この後、宇宙連合と今後の予定に

ついて長々と話し合った。


「金環食の霊的意味と、それが物質次元に

及ぼす影響について教えてください」

           「金環食とは、あなた方が選択する未来です」


ヴィジョン変わる。

ちょっと前まで住んでいた町や家を見ている。

そこから更に過去へと遡り、思い出したくもない

そして面白くもない、私の古い時代の人間関係や

その頃の様々な場面を見ていた。

いい事も悪いこともあった。

しかし嫌な回想だ。


「このようなヴィジョン、

よろしくないですね」

           「それを捨てられますか」

「もちろん!」

「捨てたつもりなんですが」


連合のガイドが手を大きく振ると、

周りの景色が変わった。

市街へ流れる高速のインターを降り

左に曲がり、いつもの通りへと入っていく。


しばらく行くと、左車線で工事が行われていた。

ガラス張りの建物を改装している。

カーディーラのショールームか何かだと思った。


改装工事のために道路にクレーンが止まり

交通が制限されていて、少し渋滞気味に

なっている。


これは連合のガイドが、主催するセミナーの

ための専用会議場を作っているのだと、

ガイドからアイデントが入ってきた。

宇宙連合のガイドの会議場!?

これが本当なら面白い。


ヴィジョン変わる。

私は家のパーキングに車を入れて止めた。

僅かにスロープがついているのを利用して

サイドブレーキで微調整しながら車の位置決めを

していると前に行き過ぎ、車の左フロントコーナーを

パーキングのゲートにぶつけ、少し壊してしまった。


??これは非言語交信だろうか?

マイナートラブルがある、という意味なのだろうか。

それとも予知だろうか。


そう考えた時、これは金環食体験ワークなのだ

ということを思い出した。

《金環食とは、あなたが選択する未来》とさっき

ガイドは言ったではないか。


それならば…‥‥‥‥‥!

〈一切のトラブルがなくなる、あるいは

トラブルは全てプラスへと転じる〉

というのはどうだ!!

             「OKです」


何とかうまくパスできた。

これで〈秘儀・金環食〉を通して

私は良き未来と繋がれたに違いない。


ガイドは金に輝く杖を回し始めた。

私の方から見て、右へと回している。

やがてこの金色の回転が金環食のリングと

重なりはじめた。


この金色のリングは、私を受け入れたのだろうか、

それとも私が、このリングを受け入れるのだろうか。


ヴィジョン変わる。

映画館のようなホールにいた。

赤い美しい絨毯が敷き詰められており

素晴らしく居心地の良い空間だった。

私は腰の痛みもすっかり忘れてしまい

ここでゆっくり寛ぐことができた

睡眠状態が凄く深くなっていく。


そして‥‥…‥‥。

完全にクリックアウトしてしまった。

どれくらい時間が経ったのかわからないが、

辛辣な、言葉に出来ないような出来事を見ていた。

それが良いことか、そうでないことかもわからない。


気がつくと椅子に座っている身体が

緩やかな揺動を繰り替えしていた。

あの赤い絨毯を敷き詰めた、映画館のように

見えたホールは土星カウンシルの施設だった

のかもしれない。

(続く)

マサト









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