毎日・読売新聞では豚肉・牛肉関税の大幅引き下げのニュースが流れていました。そして毎日新聞の続報では


<TPP>米、牛肉関税9%台 豚肉は50円に引き下げ提案

毎日新聞 5月4日(日)7時45分配信

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の日米協議で焦点になっている日本の牛・豚肉関税について、牛肉は現行の38.5%から9%台、豚肉は最も安い価格帯で1キロ482円から50円と大幅に引き下げる案を米国側が提示していることが分かった。関税の原則撤廃を求めてきた米国は譲歩案として受け入れを迫っている模様だが、日本の主張とは大きな隔たりがある。日本は、関税削減までの猶予期間や輸入急増時に数量を制限するセーフガードの発動要件などを絡めながら妥協点を探る意向だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140504-00000003-mai-bus_all


毎日・読売新聞は日米の交渉官から裏付けがない限り、実質合意などと新聞記載は出来ない。


読売新聞では


豚肉関税、「50円」に大幅下げへ…日米TPP

読売新聞 5月3日(土)9時20分配信


日米両政府による環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を巡る実質合意の全容が分かった。

 焦点となっていた豚肉は、安い輸入豚肉ほど関税率が高くなる差額関税制度は維持するが、最も安い価格帯の輸入豚肉にかかる関税を15年程度かけて1キロ当たり482円から50円に段階的に引き下げる。牛肉関税は10年程度かけて現在の38・5%から9%に引き下げる。日本が聖域と位置づけてきた牛・豚肉やコメなど農産品の「重要5項目」の関税はすべて残った。複数の政府筋が2日、明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140502-00050203-yom-bus_all


複数の政府筋とある為、日米からの情報であると可能性が高い。


このような前例は多くありましたね…TPP交渉参加するかどうか?消費税増税するかどうか?でリーク情報が多くありましたが、その通りとなっています。


日本の農産業を立て直すには、ワタミの赤字原因を見れば分かります。


居酒屋チェーンのワタミ、上場来初の最終赤字 従来型の居酒屋苦戦

2014/5/2 21:01

居酒屋チェーンを運営するワタミは2日、2014年3月期の最終的なもうけを示す
連結最終損益が49億円の赤字(前の期は35億円の黒字)になったと発表した。
従来予想は12億円の黒字で、1996年の上場以来、初の最終赤字転落となる。

外食産業は全体では総じて堅調だが、消費者は専門の料理を出す店に流れ、特色に欠ける従来型の居酒屋は苦戦。
業態で明暗も分かれつつある。

ワタミでは主力の外食事業の既存店売上高が前の期比で7%減と、10年ぶりの落ち込みを記録。
本業のもうけを示す営業利益は68%減の29億円と、従来予想を20億円下回った。宅配や介護事業も振るわなかった。

 労務環境を改善し慢性的な人手不足を解決する目的もあり、居酒屋チェーン「和民」と「わたみん家」の
不採算店を中心に、今期は同社の居酒屋の1割にあたる60店を閉店。

これに伴う減損損失など特別損失26億円を計上するほか、将来利益を上げる前提で計上していた
「繰り延べ税金資産」も22億円取り崩し、大幅な損益悪化要因となる。

 外食業界全体では、景況感の改善に伴う「プチぜいたく」の需要が追い風となり
単価が比較的高い商品を扱うファミリーレストランや回転ずしなどは好調だ。


これに対し、低価格だが画一的なメニューが並ぶチェーン居酒屋では客離れが起きている。

若者のアルコール離れもあり、外食産業総合調査研究センターによると
12年の居酒屋・ビアホールの売上高は00年に比べて23%減った。


http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASDC0200F_02052014EA2000


ブラック企業や最低賃金でアルバイト募集していた事で、有名なワタミが赤字転落した。


その背景は2013年の景気浮上による、プチ贅沢する思考の変化にある。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-10/2014031001_04_1.html


つまり駆け込み需要並の景気さえすれば、消費者は高級志向になる。


日本産でないとダメだ!無農薬野菜じゃないとダメだという、ワガママが生まれ付加価値を重視した競争が生まれる。


これが日本産の需要が高まり、地方へと循環される経済となる。安倍は2013年の駆け込み需要並の好景気を2014年に作りだすことが可能なのか?


消費税8%や構造改悪により、ワタミが再浮上することが予測されるのだから勘弁してほしい。


自由貿易というのは関税引き下げ・撤廃により、世界で競争させ、地方経済を疲弊させるだけの無策。


ワタミが繁盛してきた裏には、物価下落以上の賃金減少が起きたことにより、ワガママだけでは通用しない財布事情がある。


金がないのに贅沢できるはずがない!!


ワタミの実力というのはデフレ経済で、人を安い賃金で働かせ、安かろう悪かろうのサービスがウケていただけだった。


そして私のカミングアウト等の記事で、評価してくれるのは嬉しい事でありますが、ファン思考に陥らないでほしいと思います。


なるつもりもありませんが、私がB・D層になる可能性もあり、その見極めをしっかりとしてほしく思います。


三橋氏の記事…もう天然ガスお腹一杯じゃね?


ガス抜きじゃね?




↑聖域関税の実態は、米国が要求しているのか?


それとも日米で実質的に合意してしまったのか?どっちなのか!!


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