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円相場“重大局面”日米同時緩和も 「物量戦」では円高阻止に限界 2010.11.2 20:25  


円相場が1ドル=79円75銭の市場最高値が迫る中、日米の中央銀行の対応に市場の視線が集まっている。米連邦準備制度理事会(FRB)は2、3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大規模な量的緩和に踏み切る公算が大きい。


対する日銀も4、5日に金融政策決定会合を異例の前倒しで開き、円相場の動きによっては、追加緩和も辞さない構えだ。ただ、“物量戦”では米国が圧倒しており、円高阻止の効果は限定的との見方が多い。  


市場が注視しているのは、米国債の買い取りによるFRBの量的緩和の規模だ。3千億~2兆ドルまで諸説が飛び交っているが、有力視されているのが、5千億ドルだ。  


この数字が目安となり、それを上回れば、米国債が買われて金利が低下し、ドル売りで円高が進むとの見方が多い。みずほ総合研究所の中村正嗣シニアエコノミストは、1兆ドル規模になれば、「今週中に市場最高値を突破する確率が高い」と予測する。  


下回ったり、予想通りなら、ドルが買い戻され、円安になる可能性が高い。ただ、この場合でも、FRBが声明などで緩和を継続していく姿勢を示せば、「中長期的に円高圧力が続く」(アナリスト)との警戒感も出ている。  これに対し、日銀は11月15、16日に予定していた金融政策決定会合の日程を変更し、FOMC直後にぶつけてきた。


白川方明(まさあき)総裁は、10月5日の包括緩和で打ち出した5兆円の基金による国債やETF(上場投資信託)などの買い入れを早期に始めるための、「準備」と説明し、FRB対抗説を否定する。だが、市場は「米国の追加緩和で円高が進行することへの備え」と受け止めている。

 

海江田万里経済財政担当相は2日の閣議後会見で、「(FOMCの)結果によっては日銀が独自に考えることもある」と述べ、日銀の対応に期待感を示した。


 白川総裁も、「(5兆円の基金の)拡大も選択肢」と発言しており、追加緩和の準備に怠りはない。

 特に、市場が期待するのは、市場規模が大きい国債の買い入れだ。日銀は、通常の市場操作で月1兆8千億円の国債を買い入れているが、資産の健全性を維持するため、国債の保有額を日銀券の発行残高以内に抑える「日銀券ルール」に縛られている。これに対し、基金による買い入れは、ルールの対象外で、無制限で増やせる。


 ただ、国債市場や中央銀行の資産規模で圧倒する米国に「量的緩和合戦」を挑んでも勝ち目は薄い。

 大和総研の野間口毅・チーフ株式ストラテジストは、「為替介入と合わせ技で、金融緩和を実施するのが効果的」と、政府・日銀が一体となった円高阻止作戦を求めている。



↑引用おしまい


 アメリカの量的緩和の規模は日本時間で4日未明に発表するとされている。


 量的緩和の規模は5000億ドル(約40兆円)の額をFRBが米国債買取をし、市場にドルを流通させるということをすると予測されている。


 これからも量的緩和するぞという意思表示をFRBが示すと、これからドル安が進むぞということで円が買われるという事になるとエコノミストは予想している。


 FRBは米国債買取の上限を決めないとしており、日本での日銀券ルールに縛られており、この鈍さに頭を抱える。


 一応白川総裁も5兆円の基金を拡大するのも選択肢に入れるというが、40兆 VS 5兆円では日本側は部が悪すぎる。


 5兆円程度であればやはり円高は抑えることは不可能である。


※この5兆円は日銀ルールには反映されない。別枠であるとしている。(無制限に増やせる)


 この日銀券ルールとは、私も含めてなんじゃらほい?と思い。


 ググッタ… 


 すると元福井総裁が、就任以前から国債買入増額に否定的な考えを持っており、日本銀行券発行額以上に日本国債保有はやめるべきだと、2003年に発言したことにより、勝手にルール化されたのである。


 つまり日銀券ルールというのは法的拘束なんてないのである。


 ちょっとちょっと古いデータになりますが、9月分のデータを見てみましょう。


 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/mbt/mbt1009.pdf


 9月の日本銀行の日本国債保有額は55兆5315億円である。


 そして日本銀行券発行額は76兆8547億円で、法的拘束もない日銀ルールでは76兆8547億円を越える、国債保有をしてはいけませんよ。ということである。


 ざっくりであと約20兆円程しか保有してはいけませんよ。ということである。


 また月々に1兆8000億円規模の国債買取(3ページ目、フロー表に参照)を行っているため、いきなり40兆円国債買取するぞ!(`・ω・´)ということも出来ないのである。


 しかし基金を拡大すれば良いのだが、やる度胸はあるのだろうか?


 うる覚えで申し訳ないが、長期国債買取であっても残り1~2年の残存期間限定で購入していると思う…多分思う…


 日銀ルールは、もちろん法的拘束なんてないのである。(ノ◇≦。)


 今現在アメリカが大胆な量的緩和を進める今、ルールの上限を大胆的に引き上げることを躊躇してはならない。


 150兆円まで日本銀行が長期国債保有するとしても問題ないだろう。