本日は陸軍記念日であり、明治38(1905)年3月10日に、日露戦争の奉天会戦で大日本帝国陸軍が勝利し、奉天(現在の瀋陽)を占領して奉天城に入城した日であります。
アジアの小国日本が大国ロシア軍を破る最後の陸上決戦の場である「奉天会戦」は、日露戦争における最大規模の陸戦であり、日本軍とロシア軍の双方が総力を挙げて戦いました。
日本軍(満州軍総司令官:大山巌)は約25万の兵力、ロシア軍(司令官:アレクセイ・クロパトキン)は約33万の兵力を投入し、10日間にわたる激戦が繰り広げられました。
奉天会戦 史上最大の戦い【天才・乃木大将が日本軍を救う】
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最終的に日本軍が勝利を収め、ロシア軍を北へ撤退させることに成功したことで、戦争の主導権を日本が握りました。
この勝利が、後のポーツマス講和条約(1905年9月)による戦争終結への道を開いたのです。
昭和20年3月10日に米国の戦時国際法違反行為で民間人が10万人も殺傷された東京大空襲と後の敗戦によって忘れさられようとしてますが、かつては日本の誇るべき記念日だったのです。
日露戦争時代のロシアの経済規模は日本の約6倍、人口は日本の約3倍、陸軍は日本は常備軍約20万人、ロシアは常備軍約100万人で5倍という劣勢の中、日本海軍だけはイギリス製の最新鋭艦艇を揃え、訓練も充実しており、局地的な優位性を持っていたものの、後にバルチック艦隊を全滅させ大国ロシアを倒したのです。
本日の世界史から見て誇るべき陸軍記念日から考えても、日本が主語であればDS陰謀論によって事実上の米露同盟を歓迎する気など全く起こりません。
米露が組んで弱った国を挟撃する密約を行い、戦時国際法違反で大量の民間人を犠牲にさせたヤルタ会談【昭和20(1945)年2月4日~】こそ歴史的に糾弾されるべき事象だと思います。