岸田首相が次期総裁選に出馬しない事を明言してから、徐々に次期首相は誰になるのかとばかり来月27日に投開票される自由民主党の総裁選の話題が世間では徐々に広まっておりますね。

私も挨拶に行ったところなどでは、色々と総裁選に関して聞かれる事が多くなりました。

表面上の派閥が麻生派を除き解消されてから初めての総裁選。

報道では、多くの方が総裁選に出馬されるようですので様々な論戦が行われる事自体はとても歓迎されるべき事であり、各候補予定者から具体的な国家ビジョンを聴く事を楽しみにしておりますし、我が国をめぐる状況は厳しいだけに次期総理を決めるという事でもあるので注目に値すると思います。

ただここに来て、ちょっと気になる事が…。

地上波テレビニュースを観ていると、いわゆる小石河ばかりにスポットをあて、その他の総裁選を目指す人達は一番初めに手を挙げたコバホーク事 小林 鷹之さん位をちょっと持ち上げている位で、ほとんど報道しないという世論誘導的なニュース報道に違和感を覚えております。(青山繁晴さんはいまだに日テレ的には無視)

 

【「ポスト岸田」レース】かつての味方「小石河連合」今回は… 水面下の動きも【バンキシャ!】↓

 


今回の総裁選では、我が国の失われた30年による国力の低下、中露朝など周辺国の核保有国の脅威や台湾有事への対応。

若者が家庭を持ちたくとも持てない程安い給料の中、増税や社会保障費の増大などで可処分所得が減り五公五民と言われる程厳しい生活状況になってしまった事などで個人消費が上向かない状況に陥っている訳であり、こうした厳しい状況を打開できるかどうかなど問題は山積している訳です。

こうした厳しい状況などをどう乗り切るか、どのようにして日本経済を復活させるのか生活の厳しさや不安を解消し、少子化問題や安定した福祉医療政策を行っていくのかなど各候補者からじっくり聞かなければなりません。

ところが、地上波テレビなどの報道はそうした国家観や政策の中身よりもどこかの祭りを回っていたかとか、行事に出ていたかなどを密着取材しているだけで日本をどうするという部分が全く欠けている訳です。

しかも、特定の候補予定者だけでふわっとした民意を情勢し世論誘導しているのかと言われてる仕方の無い報道に疑問を感じます。

やはりというか早速ふわっとした民意がすでに世論調査の結果にも出ているようです。

 



小泉進次郎さんの人気は若さや応援演説の上手さでわかるのですが、お父さんが首相だった時代に小泉・竹中構造改革とやらで外資に日本企業は食われまくり、非正規雇用が増えて特に若者の給料が下がってしまい、現在の生活が厳しくなった事などすっかり忘れてしまう国民性もど~うなんだろうと思ってしまいますね。

いやいやまだまだ構造改革が足りない!

ライドシェア―だ、規制緩和をどんどんやって日本経済を元気にさせるんだ~という意見なのかも知れませんが、規制緩和で需要と供給のバランスが崩れるとタクシーの運転手の給料が下がりまくり、地方ではとても年金の貰えない現役世代では生活出来ないレベルまで行ってしまいました。

公共交通をも担うバスの運転手さんも給料が高すぎると叩かれ、改革を進めた結果すっかり安月給で生活が出来るのがやっとのレベルまで落ち、大型二種の免許まで取って人の命を預かる大変な仕事なのに日本人の平均収入より安いなら若者の成り手が少なくなってしまいました。

当然人手不足になり、この事によって我が志木市もそうなってしまいましたが路線バスが廃止になっている事などを観るとこれ以上の構造改革とやらで、ものすごく儲かるのは一部の経営者や外資などだけで、文句をあまり言わずまじめに働く日本人の給料や可処分所得が上がるとは私は思えないのが私の見方です。

政治に関して興味のある人達の中でネット界隈で人気のある方が今後盛り上がるのか、大手地上波メディアがやはりふわっとした世論をつくって国民は簡単に誘導されるのか今後の動向に注目していきたいと思います。

 

 




いずれにしても、総裁選では私と意見が異なる構造改革派やリベラル派の人達も含め大いに国家観や政策で議論していただき、政権与党の政治家として具体的に政策を語る事によって我が国の未来に希望を与え、しっかり行動していただきたいと思います。