本日は柏崎市に行き、市内中央海岸付近で昭和53(1978)年7月31日に拉致された蓮池薫さん、奥土祐木子さん(後に蓮池薫さんと結婚)の拉致された現場で、元柏崎市議会議員三井田孝欧さんに当時や当日の様子などを伺いました。



中央海岸付近は、佐渡島の影響で波は比較的穏やかで高くなく工作員が着岸しやすい場所で、北朝鮮当局としては奥土さん(その後蓮池さんと結婚)を拉致する狙いがあったとの事。



 

蓮池薫夫妻は海、当時海岸で散歩をしていた2人に対し3、4人組の男が近づいてきて、そのうちの1人が「すいません、たばこの火を貸してくれませんか」と声をかけ、次の瞬間、蓮池の眉間を激しく殴って顔がはれあがるほどになり、その後、蓮池は男の1人に「静かにしなさい」と言われ、頭から袋をかぶせられてボートに乗せられ拉致されており犯人も特定されています。
 

次に、特定失踪者問題調査会の活動をしている植松和彦さんから、昭和59(1984)年6月に山梨県の甲府市の自宅を出てからこつぜんと姿を消した山本美保さんの所持品が発見された荒浜海岸の現場で、特定失踪者山本美保さんの事件について解説していただき、拉致の可能性が非常に高いにもかかわらず、山形県警が捜査を幕引きしたいと思われる形で遺体が山形県の湯沢市で遺体が見つかったと伝えられた件の不可解な点について解説していただきました。


 

特定失踪者の方々も、全国各地におりますが拉致被害者認定されていないので扱いも悪く、何故か家族もおかしいと思われるDNA鑑定や遺体の様子にもかかわらず死亡した事にし、事件を幕引きしようとする山形県警の対応は不可解であり、支援団体も矛盾だらけの発表を受け入れる事は出来ないと活動しております。


 

何故、荒巻海岸で山本さんの所持品が見つかったのか、海流はそちらに行かないのに山形県湯沢市で遺体が上がったと山形県警で発表されたのか、特定失踪者問題調査会の皆さんも真相究明に尽力した結果、周辺の海岸で拉致された可能性が極めて高いと考えているとの事でした。


 

いずれにしても、柏崎市では昔から北朝鮮による拉致被害者が表に出ない方も含め多数いるだろうと言われております。

特定失踪者の方々の救出に向けても、真相解明と共にさらなる支援が出来るよう努力してまいります。

※特定失踪者 山本美保さんに関する漫画資料冊子 ↓
https://www.chosa-kai.jp/wp-content/uploads/2018/06/shinjitu.pdf?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR1-Wu1cFmIAXlm7zoLdbnh1sTDUY2KFTSAaJ37Oslr96HuwBVAOMFTHfKI_aem_AZes20fXbeGNPT0rmckmKBuXZuSfjE4-NIq_f6O-n2Nks7L3f7oQMfyteOwzaGF_QJC6i7g4LAHctHGOByIbE2xC

次に埼玉に戻り、ラジオ川越(コミュ二ティFM88.7MHz)の「ドクターKのみみよりラジオ」収録番組にゲスト出演してまいりました。



川越耳科学クリニックの院長の坂田英明先生からのお誘いもあり、柏崎市の北朝鮮による拉致被害現場視察の帰りから直行し、打ち合わせ1分のぶっつけ本番というかなりの無茶振りでしたが、「高齢者の孤独死対策について」坂田先生と共にリラックスした雰囲気の中でトークさせていただきました。


 

一人暮らしの高齢者数は、令和二年で男性約231万人、女性441万人で増加傾向が続いており、全国のデータはないものの統計を取ている東京都では5513件、うち65歳以上は約7割(3,868件)にも及んでいます。


 

もはや民生委員さんや地域の人の過度な負担、郵便局員などの見回りや声かけなどでは対策に限界が来ておりますので、新たな見守りシステムの構築が必要です。
 

坂田先生は、人間の体温に着目し「表面温度モニタデバイス」の試作品を大学などやメーカーなどと連携しながら開発中との事。
 

体温の急激な変化により異変が起きた場合アラームが作動し、近隣にいる家族や地域で見守り活動されている方、場合によっては警察などに訪問していただき安否確認してもらうというもの。

是非とも実用化に向け新たなシステムをつくり、今や自殺者数を上回ると言われている孤独死が、少しでも減らせるよう私も微力ながら協力してまいりたいと思います。