昨日より母と入っていた母の故郷燕市分水に妻と息子も合流し、妻が仕事中にまずは息子と母と三人で弥彦山へ。

 

ロープウェイを使って山頂付近まで行く時に、ロープウェイ乗り場も降りてから展望レストランまで行くのにも高齢で足の不自由な母には階段続きでかなり大変な思いをさせてしまいましたが、小学校3年生の時に自分の足で大変な思いをしながら登頂したという母は思い出話をしながら孫に支えられ』何とか頑張って登頂。

 








昭和33年開業の弥彦山ロープウェイですので、仕方のない部分はありますがもう少しお年寄りに配慮したバリアフリーな形に改修していただけるとありがたいです。

向かう途中に母が懐かしがって弥彦山について歌を歌っていたのですが、メロディーはどこかで聴いた事があるなと思いつつネットやYouTube検索するも出てくる事が無くなんだろうと思っていたら思い出しました。

「歩兵の本領」の替え歌を歌っていたのです。

 



映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の大場大尉らによる投降シーンで有名となった「歩兵の本領」。


母は昭和13年生まれとはいえ、尋常小学校に通ったのは小学校1年生の5か月間のみ。

昭和20年8月の終戦後から戦後教育に切り替わり軍歌のたぐいは色々と規制されていたと伺っていましたが、小学校3年生の時の弥彦山登山の時には「歩兵の本領」の替え歌を歌いながら弥彦山登山をしていたそうです。

ただ、母もその歌が「弥彦山登山の歌」と勘違いして、『それ「歩兵の本領」の替え歌でしょ』と聞いてみたら母は「歩兵の本領」自体は知りませんでしたが、YouTubeで楽曲を聞かせたら喜んで懐かしそうに「弥彦山登山」バージョンを口づさんでおりました。

登山を終えた後には弥彦神社に参拝し、母親や我々家族の健康に感謝したところであります。



その後再び妻と息子を連れて墓参りし、唯一母の5人兄弟の中でご存命である実の弟さんをはじめ親戚を回ってお互い近況報告するなど母は故郷を堪能していたようでした。


2日間母の故郷で母の運転手役をしながら、嬉しそうに元気を取り戻している母の姿を観て子供の頃母に連れられてきていた田舎の旅は自分自身にとっても良かったと実感いたしました。



また、元気なうちに母を故郷に連れて行ってあげたいと思います。