今回自民党県議団に入団する事を決断し、本日(2月13日)入団させていただきました。


 

今までの流れからすると驚かれる方も多いかも知れません。
 

私自身、河村たかしさんに私設秘書として拾われ、その後上田きよしさんにお世話になってきた過去の流れから、何とか自民党に代わる政治勢力が創られるよう微力ながら努力し、期待もしておりましたので保守系無所属議員を市議会初当選以降二十七年間、どこの政党の党員にもならず通してまいりました。
 

埼玉県議会 会派「無所属刷新の会」を設立して以降、「無所属県民会議」に所属し、代表なども務めながらいつかは全国的なまともな政党が出来る事を期待し、保守系ながら非自民というある種のやせ我慢をしながら活動しておりました。
 

しかし、悪夢とも呼ばれた民主党政権が一時期あったものの、現在では政権を脅かす程の野党勢力は残念ながら全く存在せず、政局の中身は自民党内の勢力争い位となっているのが現実です。
 

地域政党も、私ども埼玉では8年前に「プロジェクトせんたく」を試みたものの結果として上手くいかず、しこりだけが残ってしまいました。メディアに持ち上げられ一時期ブームを遂げ第一会派となった地域政党も2回目の選挙以降は厳しい結果となっており、国政政党との関係がある「大阪維新の会」以外あまり成功しておりません。
 

政治全体を見ても岸田政権への不満は多いものの、野党の揚げ足取りとメディア受け狙いの質問によって、野党の支持率は上がらず、とても行動を共にしたいとは思えない状況です。
 

一方で自民党はさすが長年政権与党にいただけあり、様々な角度の専門家や豊富な人材がおり、私と国家観、歴史観を共有し、経済再生の具体的な施策を持っている「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の方々の主張などは大変説得力があると感じております。
 

また県議会においても、外から観ていると議会運営などで不満はあったものの、「拉致議連」や「日台友好議連」、「英霊にこたえる議員連盟」などの活動では自民党県議団の方々と行動を共にし、志を同じくする方が多いと常々感じておりました。
 

そんな中、地元では昨年秋ごろから自民党公認候補予定者がいない状況が続き、「小さな街でいがみ合うのではなく一つになって活動して欲しい」「そのためには自民党に行った方が良いのでは」など志木の街で中心となってご活躍されている皆様からご意見をいただくようになり、悩み抜いた結果、政権政党でもあり埼玉県議会を中心となって動かしている第一会派に所属した上で地元発展のために働く事が出来れば、今まで以上に地元でお役に立てられるのではないかと考え、今回自民党県議団入りを決断いたしました。
 

元々私を政治の世界に興味を持たせてくれた祖父は、新潟県西蒲原郡分水町にて町議会議長も務め、自民党員で田中角栄元首相の後援会越山会の幹部。
 

その影響もあって私の小学校6年生の時の卒業文集では「将来政治家になって自民党に入りたい」とも書いております。


 

また、市議会議員時代には現在もある志木市議会「しきの会」で自民党籍もつ皆さんと共に会派も組み、一緒に行動もしておりました。
 

特にここ最近の選挙では、かつての仲間だった皆さんと選挙のたび事に敵味方に分かれ闘う事は私にとっても非常に辛い出来事でした。
 

元々単なる「反自民」という考えはなく、「保守系」であるという事を意識し続けていきながら「非自民」で行動してきたというのが今までの私のスタンスです。
 

私設秘書で採用していただいて以来数えきれないほどお世話になった上田きよし議員には今でも感謝の気持ちで一杯です。

舌鋒鋭く議会で活躍する姿や圧倒的な存在感、選挙の時に炎天下にもかかわらず長時間立ち続けても疲れを感じさせない驚異的な体力、有権者の心に響く演説など、私は上田議員の背中から多くの事を学ばせていただきました。
 

一旦は別々の行動となってしまいますが、政治の世界はいつ動くかわからないですし、国民民主の連立政権入りなども噂される中、また一緒に行動出来るかも知れません。
 

今まで共に行動をしてきた「無所属県民会議」の皆様にも感謝しております。

おそらく、私の「保守色」の強い主張をいつもにがにがしく感じていた方もいらっしゃったかも知れません。

地元事情が中心とはいえ、この時期に会派を抜けてしまう事を申し訳なく思っております。

無所属でも勝ち抜く強者の皆さんですから、今後もそれぞれの個性を発揮され活躍されるでしょう。
 

ご迷惑をかける方もいるので悩み抜きましたが、志木が一つにまとまってより地元発展のために貢献するにはどうしたら良いかという事で今回の決断に至りました。
 

今回大変ありがたい事に、過去知事選などで戦ってきた経緯もありながらも自民党の県議団の多くの皆さんから歓迎のお言葉もいただきました。
 

幼い頃の夢でもあった自民党という政権政党に入り、県議会第一会派の中で今まで以上に地元の皆さんのために貢献し、自分のやり残した理想や政策目標も実現出来るよう、さらなる実績と結果を出していきたいと思っております。
 

多くの皆様にご理解をいただければ幸いです。
 

今後とも、変わらぬご指導ご鞭撻をいただけますよう何卒よろしくお願いいたします。