我が会派「無所属県民会議」のメンバーで、鳥取県議会に行き議会改革について視察をさせていただきました。

都道府県議会の議会改革度ランキング2位(1位は野々村事件のあった兵庫)である、鳥取県議会の議会改革の現状と過去からの流れについて伺ってまいりました。
 

きっかけは片山知事誕生時に、領収書も無い議員の政務調査費に予算執行など出来ないとの挑発に対して、議会側がそれならばと議長がリーダーシップを発揮して先進的な改革を自ら進めて来た積み重ねとの事でした。

議会改革推進会議は平成19年から常に議会改革について審議し、定例会事に2回前後議論されているそうです。
 

我々の会派が前定例会にも提案し否決された費用弁償の実費化なども、平成17年というから12年前に実施済み。
 

平成29年度の政務調査費から、領収書のインターネット公開もされる予定で、議会事務局長さんは「それでもまだまだ改革途上です」と言う姿勢で、「事務局も事務量が大変なのでは」という質問を議会事務局の方にぶつけても、「すでにあるデータをHPに上げるだけなので、負担増にはなりません」との事でありました。
 

知事からの煽りの他にも、度重なる住民監査請求や県民からの批判があったにしても、それを真摯に受け止めて議員も議会事務局も一体となって議会改革を進めている姿には、とても感激いたしました。

埼玉県でも市議会単位では素晴らしい所もありますが、県議会というとちょっと寂しい限りです。
 

議会改革にはイデオロギーは関係ありません。

こうした先進事例がありますので、参考にして胸を張って改革の進んでいる埼玉県議会にいるんだと言えるようになれば良いなぁと思いながら、地道に頑張ってまいりたいと思います。