グアム島には、ダイビングにプライベートで行く事があります。

今回も基本的には、プライベートの旅行ですが、私がいつもお世話になっているダイビングショップのアクアアカデミーさんが、自分のショップの船を購入された事もあったので、念願であった海中の戦跡を巡り海中慰霊をさせていただくレックダイビング(沈船、飛行機の残骸を観るダイビング)をリクエストし、実現させていただきました。



鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ


まずは、大東亜戦争中、昭和18年(1943年)8月27日アメリカ軍の潜水艦により撃沈された日本の貨物船「東海丸」にレッグダイビング。

全長150m、幅20mの「東海丸」がグアム島(当時は大宮島)アブラ湾の水深14m~35mにかけて斜めに沈んでおります。
昭和の大東亜戦争時代にタイムスリップしたような気分になり、また映画タイタニックを思わせる所もあり感激しました。



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次に向かったダイビングポイントは、同じくアブラ湾内にある旧帝国海軍の艦上爆撃機である九九式艦上爆撃機の眠るダイビングポイント名はバルボンバー。



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大東亜戦争中の昭和19年(1944年)6月19日から6月20日にかけてマリアナ諸島沖とパラオ諸島沖で行われたアメリカ海軍空母機動部隊と日本海軍空母機動部隊の海戦である、マリアナ沖海戦に参加した日本の九九式艦上爆撃機が出撃したのは第652海軍航空隊第2次攻撃隊です。

空母「隼鷹」と「飛鷹」から発進、目的地付近に到着した九九式艦上爆撃機は敵艦隊を捜索するも敵機動部隊を発見する事が出来ませんでした。

第652海軍航空隊の九九式艦上爆撃機たちは作戦後空母に帰らずグアムに着陸しろという命令を受けていたので帰路はグアムに向かいます。

そしてグアム上空に差し掛かった時、九九式艦上爆撃機をアメリカの戦闘機グラマン約30機が襲いかかってくるのです。
空母を発艦した九九式艦上爆撃機の27機の内この戦闘で9機が撃墜され11機が不時着してしまいました。





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その時にグラマンの襲撃を零戦で守り、爆撃隊の全滅の危機を救ったのが小林大尉であります。グラマン5機撃墜という戦果を上げるも未帰還となってしまいました。

その時のグアム上空の航空戦で、撃墜された1機と思われる九九式艦上爆撃機二二型がグアムのアブラ湾に眠っております。



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あまり多くのダイバー行くポイントではありませんが、大東亜戦争の末期に劣勢の中でも祖国を守るため、奮闘された無名のパイロットの英霊に感謝の誠を献げさせていただきました。