先日の県議会で埼玉県の平和資料館を民間委託するという議案が提案され、我々も賛同し可決成立したのですが、この事が面白くない自称「平和団体」の方達がいらっしゃるようです。

この方達は、保管されている日記や写真などの貴重な資料は、いずれも個人情報であり公務員による公的な管理が行われるべきで、民間事業者委託はなじまない。
県民の意見を聞く場である平和資料館運営協議会に一切諮らずに条例案を議会に提出してきたので、これまで館の運営に協力してこられた県民の意見を無視するやり方は問題である、また「資料館の目的を大きくゆがめる恐れがある」という事で今まで通り直営で良いと主張しております。

私からすると、この平和資料館、革新知事時代に計画されたハコモノ利権であって、戦争の悲惨さを知らせる平和資料館だという事ですが、つい最近までGHQの占領政策に洗脳された方々による歴史観を押しつける、単なる自虐史観資料館でしかなかったのが現実です。

展示内容もマンネリ化し、入館者数は減少の一途で、6年度には約9万5千人を数えたが、23年度は約2万9千人にまで落ち込んでおります。
そういった事実からも経営改善が必要で、今回の民間委託は当然の事であろうと思うのです。


平和資料館にあった、かつて歴史年表には、「南京大虐殺」だ「従軍慰安婦」だと自称平和団体の方達が喜びそうな展示がされておりました。


そこで県議会でも問題となり、上田知事が平成18年に「古今東西、慰安婦はいても『従軍慰安婦』はいない。間違った記述は修正しなければならない」と指摘し、その後年表の修正が行われました。


また、平和資料館という目的なのであれば拉致問題についても、現代における戦争なのだから展示すべきとの県議会での指摘を受けて、特別展として拉致問題についての展示をした事もありました。

我々の会派としては、一般質問で戦後、世界の平和貢献活動を展開している自衛隊のPKOでの活躍についても「『平和』資料館」なのであれば、展示すべきと指摘しましたが、これは実現に至っておりません。


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そして、この平和資料館について意見する自称「平和団体」の方々は、とにかく自分達の価値観や歴史観を認めなければ非常に「戦闘的」になる方達でして、以前上田知事の「従軍慰安婦はいない」発言に反発し、上田知事を批判するビラを我が会派の部屋まで届けてあったので、ファックスで反論をした所、話し合いがしたいと10人位で押しかけ在日の方々も連れてきて、持論を展開されました。


そこでは、「従軍慰安婦をあなたは何だと思っているのか」「私達のハルモニが嘘をついているとでも思っているのか」と高圧的な態度で言ってきました。

私も「慰安婦は、今で言えばただの売春婦でしょう」「当然、慰安婦強制連行の証拠の無いものを証言だけでは信じられません」と反論した所、「話にならない!」と激高し、その後の議論も平行線のままのなんだか良くわからない話し合いが行われた事を覚えております。

まさに「平和のためなら戦争するぞ、このやろう!」位の勢いで、自分と歴史観の違う人達に食ってかかってくるのです。


先日も県庁記者クラブの産経新聞記者に食ってかかってきたそうです。

理由は知事の記者会見の質問で、「団体のメンバーが『ここの平和資料館で拉致事件の
展示をやったことがある』と『それは資料館の目的外使用である』というふうに言ったりしているが、知事の運営協議会のメンバーの人選、どうあるべきだとお考えなのか」と知事に尋ねたところ、上田知事は「今お話のようなことが事実だとすると、そういうメンバーには入っていただきたくないですね」と答えたやりとりに対して、相当頭にきたらしく、アポ無しで記者室に押しかけて「拉致問題が目的外使用なんて言っていない。都合のいい部分だけつまみ食いしている」と大きな声を出して抗議していたようです。

しかし、「平和資料館を考える会」が別に行った記者会見の時に出した
資料には思いっきり「最近では、事前に協議も通知もない従来の目的外の展示がなされること(拉致問題、震災関連)も起きていたました」と思いっきり書いてあるのです。


もうここまで来ると滅茶苦茶ですね。


そもそも平和を考える資料館に、現代の戦争行為で現に拉致被害者や拉致被害者家族という悲惨さを教える事が目的外使用であるという感覚、こうした北朝鮮を庇うような事を自称「平和団体」が主張するので、私は彼らの言う事が全く信用出来ないのです。


とにかくこういう人達が今まで運営協議会の委員を既得権益として握っており、その事の方が問題であって、とにかく反日自虐史観を展示し続けるハコモノとしての平和資料館を維持したかったのでしょう。

しかし、今やネットでいくらでも真実はわかる時代。
いくらGHQ占領軍から受け継がれた、反日自虐史観を子供達に植え込もうとしても、すぐにネットで調べれば真実はわかりますから、そうは上手く行きません。

また、自虐史観のみを教える事が「平和」に繋がるとも到底思えません。
そもそも、自虐史観だけ教える「平和資料館」であれば、そんな資料館は経費の無駄ですから廃止すべきです。


とりあえず、民間委託でも存続出来ただけまだありがたいと思っていただきたいものです。


私は、今回の民間委託をきっかけに、真の平和を守る事とは念仏のように「平和、平和」と唱えるだけは平和の維持は出来ませんから、そのためには様々な形の平和維持活動がある事や、現代の戦争である「拉致問題」を含めた別の形のテロ行為による悲劇も展示した上で、同時に今まで展示されていた先の大戦などの一昔前の戦争になった時の厳しい生活や、多くの命を奪われる悲惨さを伝えて行き、県民の皆さんに平和の尊さについて考えていただくべきだと思います。



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そして、自称「平和団体」の方々も、今まで通りの価値観の押しつけ方や闘争の仕方では、もはや若い世代などには全く通用しなくなった事も自覚していただき、どうぞGHQ占領軍(アメリカのOSSという情報機関・アメリカ共産主義者)の宣伝工作の洗脳から脱皮されるよう、ネット検索されながら独自に勉強された方が良いかと思います。



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※今回の平和団体とは全く関係ありません

自衛隊の観閲式粉砕を叫ぶ反戦平和団体