正直私は、時代遅れの評論家や論説員が出てくる地上波のテレビなどはあまり好きではありません。
むしろ観なくても良い位に思っておりますが、議員という職業柄、一般の国民の皆さんがどのような報道に影響を受けているのか知るために、朝や夜のニュース番組を時々チェックしております。

世代も関係あるのでしょうか、GHQの占領政策であるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(日本悪玉史観)の影響をまともに受けた戦後間もなくの時期に教育を受けた世代の評論家の多くは、今回の韓国大統領の竹島、香港活動家の尖閣への不法上陸に関して、やたらと日本人に対して「冷静に」と訴えております。

中には、「国境など無い方がよい」「元々島は誰のものでもない」だとか、まるで国境が無ければ世界中から紛争がなくなり、地球市民を全世界で目指しましょうと言わんばかりの平和ボケぶりを発揮している、戦後教育の申し子とも言える立派な大学教授もいらっしゃいました。

ようは、この問題で中韓を刺激せずに事なかれ主義で先送りし、今まで通りたなざらしにしすれば領土問題で摩擦が起こらないとう事なのでしょう。


鈴木正人!埼玉県議会議員 すーさんのブログ


結局のところ、こうした先送り姿勢の結果、韓国の竹島の不法占拠は一向に改善される事なく毎年色々なイベントが開催されるなど、強硬な態度をエスカレートさせ、尖閣にいたっても中国の国力が大きくなり、「核心的利益」と言われ中国共産党にとっては絶対譲れない尖閣諸島となってしまいました。

「冷静にというが、冷静になってほしいのは韓国の方」 岩手地域新聞である「東海新報」という地域新聞が大新聞を批判し、ネットユーザーを中心に賛辞の声が集まっているとの事ですが当然です。

コリアマネー、チャイナマネー、外国からの工作活動と無縁な地域新聞だからこそ正論が言えたのでしょう。

すでに、一部の大手マスコミや地上波テレビなどは完全に不自然な論調ばかりで、いちいち冷静である日本人に「冷静に!」と呼びかけ、一方で総領事館を燃やそうとしたり、日本車をひっくり返したり、大使を襲撃する、韓国や中国にはなぜか「冷静に」と呼びかけません。

日本人で今回の件で、韓国や中国に抗議している人たちも、国旗を燃やしたり、韓国や中国系の店を襲撃したりはしておりません。ほとんどが、言われるまでもなく「冷静に」抗議しております。

ここまで、一部の大手マスコミが利敵行為をするのは、やはりスパイ防止法がないからだと思います。

我が国は、あまりにも外国の工作活動に対して無防備であり、早く世界の常識程度の国に出来るまともな政権が出来て、こうした必要な法整備もしていただきたい。


このまま「冷静に」などという言葉で、事なかれ先送りが続けば、ますます我が国の領土は侵食され、次は対馬や沖縄、そして最終的には日本そのものが自治区の一部に組み込まれ、言論の自由、移動の自由すらも奪われる奴隷のような暮らしになる事も決して無いとは言えないでしょう。

多くの国民の皆さんが、昨今の度重なる我が国の領土侵害に関する事件によって目覚めていただき、世界に誇る悠久の歴史と文化を尊重し、自分の国は自分で守るというまともな国になるきっかけになればありがたいと思っております。